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フランス語を独学してみたいという人の中には、「費用はあまりかけたくない」「忙しくてスクールに通う時間はない」と悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方におすすめしたいWEBサイトが、東京外国語大学が無料で公開している「言語モジュール」です。
この記事では、東京外国語大学の言語モジュールがフランス語の独学におすすめな理由と、その使い方についてご紹介いたします。
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東京外国語大学の言語モジュールとは?
「東京外国語大学言語モジュール」と聞くと、「なんだか難しそう」と思うかもしれません。
でも、ご安心ください。
いつでも勉強したい時にどこからでも始められる、超優秀な言語学習サイトです!
無料ですし、会員登録も不要です。
ちなみに、「モジュール」というのは「単位」や「部品」を意味する英単語です。
こんな説明がサイトにありました。
子供向けの雑誌に、よく付録の教材がついていましたね。それを組み立てるとき、あなたは設計図どおりにやりましたか。
最後に同じものができるのであれば、皆、それぞれのやり方があっていいのではないのでしょうか。
ある程度まで互いに独立しながら、全体として一つのまとまりをもった言語教材のことをモジュール教材と呼びます。
TUFS言語モジュールは、発音、会話、文法、語彙の4モジュールで構成されます。
またウェブ教材の利点を活かして、4つのモジュールはゆるやかにリンクされています。
モジュール化により、どのモジュールからでも自由に言語を学習できます。
このように、どこでも好きなところから始められる、という面白いタイプの教材です。
ではさっそく「東京外国語大学言語モジュール」を開いてみましょう。
開くとわかるように、英語や中国語はもちろん、アラビア語やヒンディー語といった様々な言語を学べる外国語大学ならではのサイトになっています。
ほかの言語もおもしろそうですが、ここでは「フランス語」に絞ってご紹介しますね。
東京外国語大学言語モジュールがフランス語の独学におすすめな理由
言語の独学で心配なのは、「一人で続けられるか」ということではないでしょうか。
その点、この東京外国語大学言語モジュールには、独学でも勉強が続けられる工夫がたくさんあります。
教材の作り
まず、「教材の作り」に工夫があります。
フランス語の入門レベル、初級レベルの方でも始めやすい設計になっているのです。
東京外国語大学言語モジュールのフランス語は、大学生が初めて学ぶことを想定して作られていますので、フランス語入門レベルから始めることが可能です。
例えば、発音について学ぶモジュールには、どうやって口を開けているのかがわかる動画がついています。
よくフランス語は発音が難しいと言われますが、このコーナーではお手本の動画を見て口のかたちや動きをゆっくり確認しながら練習することができます。
また、会話を学ぶモジュールには、動画に加え日本語とフランス語両方のスクリプト(原稿)がついています。
動画内の会話は、ゆっくりめのスピードになっていて初めての方でも聞き取りやすいと思います。
しかも、現在どこを話しているのかをスクリプト上に色で表示してくれるという大変親切な作りになっていますので、初心者であってもスクリプトを見ながら会話に付いていくことができます。
こうした作りのおかげで入門レベル、初級レベルの方でも無理なく始めていけるようになっています。
もちろん、初級が終わった方が中級に進む前の復習としても使うことができます。
適切なレッスン量
フランス語の独学にこのサイトをおすすめするもう一つの理由は、一度のレッスン量が数分程度と短いことです。
例えば、「会話モジュール」の一回のレッスンは数分程度の短いダイアログで構成されていますので、一日のスキマ時間でも学習可能。
そのダイアログが40課用意されています。
1課から順番にしなくてはならない、という堅苦しさもありません。
「挨拶をする」「感謝する」といった具体的な場面に分かれていますので、ご自分のお好きな場面から始めることができます。
なお、フランス語のページは次の4つのメニューに分かれています。
- 発音モジュール
- 会話モジュール
- 文法モジュール
- 語彙モジュール
どのメニューから始めてもよいのですが、初心者の方におすすめなのは「会話モジュール」の教室用のページです。
東京外国語大学言語モジュール > フランス語 > 会話モジュール > 教室用
「教室用のページ」とありますが、もちろん独学で使うことが可能です。
東京外国語大学の言語モジュールの効果的な使い方
まず、会話モジュール教室用から、お好きな場面を選びましょう。
どの場面にもネイティブの会話を収録した動画が用意されているうえに、フランス語のスクリプト(原稿)と日本語訳がついているという充実ぶりです。
しかもこのスクリプトは「フランス語だけを出す」「日本語だけを出す」「両方とも消す」といった自由な設定が可能です。
この機能はとても便利なので、ぜひ使ってみてください。
「会話モジュール」おすすめの勉強法
- まずはフランス語、日本語両方のスクリプトを入れた状態で動画を見る。
- わからない単語や表現をメモしておき、辞書などで調べる。
- フランス語のスクリプトを出しながら会話を聞き、声を出して練習する。
- 内容を把握できたら、スクリプトを消して再度会話を聞きながらディクテ(文字起こし)する。
ディクテまでできれば完璧ですが、1~3までの学習でもしっかり基本的な会話表現をマスターすることができます。
個人的にお勧めしたいのは、言語モジュール用のノートを用意して、新しい単語や使えそうな表現をメモしておくことです。
ウェブ教材の難点は、表現の確認をするのにわざわざパソコンやタブレットを開く必要があります。
専用のノートを作り、すぐに使える会話表現や覚えたい単語などをどんどんメモして集めていきましょう。
何をどこまで勉強したかを確認できるうえに達成感も得られるので、独学でも挫折せずに学習を続けていくのに役立つと思います。
まとめ
今回の記事では、「東京外国語大学言語モジュール」を使ってフランス語を学ぶ方法をご紹介しました。
「あまり費用をかけたくない」「スクールに通う時間はない」といった方でも、気軽にフランス語の独学を始めることができます。
独学でフランス語を学びたいという方はぜひ一度このサイトをチェックしてみてください。
慶應義塾大学文学部出身|英語教師・日本語教師
趣味は旅行とカフェでゆっくり過ごすこと。
座右の銘は「どの雲にも銀の裏地がついている」。
どんなに辛い状況でも、その先には明るい光が待っていると思うと「もう一歩先に進もう」と思えます。
フランス語を勉強し始めたきっかけについては、詳しいプロフィールでご紹介しています。