独学で仏検3級合格を目指してて直面した課題と対策方法

フランス語の勉強で悩む女性

※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。

仏検3級合格に向けての勉強を進めている中で、苦手な部分が浮き彫りになってきました。

仏検の受験を決意する以前、フランス語の基礎内容を再勉強してきていて、文法を一通り学びました。

その後は会話の聞き取りを中心に行っていたため、文法よりも単語力が圧倒的に弱いです。

この記事では、私が個人的に直面した苦手なことについて、その理由とどのように対策したかについてご紹介します。

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複数の意味を持つ動詞が覚えにくい時の対策

フランス語の動詞には、同じ動詞でありながら、全く異なる意味を複数持つものがあります。

その複数あるの意味のうち、それぞれに関連性がないように思える意味があると、とっても覚えにくいと私は感じました。

例えば、réparerの一般的な意味は、「修理する」「償う」です。

これは、それぞれの意味が似ているので、覚えやすいです。

一番目の「修理する」が発展して、二番目の「償う」になったのだなと感じますし、関連付けて覚えることが出来ます。

しかし、例えば重要な基本動詞「tenir」を覚えるのは厄介です。

フランス語のTenirはどういう意味の動詞?

「tenir」は、自動詞であり、他動詞でもあります。

他動詞「Tenir」の意味

他動詞としてのtenirには、次のような意味があります。(多くの意味があるため、一部のみ紹介)

  • 「つかむ、持つ」
  • 「(場所を)とる」
  • 「経営する」
  • 「~を…にしておく」
  • 「収容力(容量)がある」

自動詞Tenirの意味

自動詞としてのtenirには、次のような意味があります。(多くの意味があるため、一部のみ紹介)

  • 「ぐらつかない」
  • 「頑張る、」
  • 「収まる」
  • 「(àを)大事にしている」
  • 「(àに)起因する」
  • 「(deに)似ている」

さらに、se tenirでは次のような意味を持つようになります。

  • 「つかまる」
  • 「~の姿勢でいる」
  • 「(会議等が)開かれる」

「(場所を)とる」と「収容力がある」は関連性を感じるので覚えやすいのですが、「(àを)大事にしている」とか「(deに)似ている」といったものは、関連性を感じないため、とても覚えづらいと感じています。

いっそのこと、それぞれが全く他の単語であれば「この単語はこういう意味だ」と覚えやすいのですが、同じ単語で別の意味があると、混乱してわけがわからなくなります。

以前、テレビで外国人の方が、同音異義語の日本語に苦戦されているとおっしゃっていましたが、日本人がフランス語を学ぶ際にも同じことが言えるのでしょう。

こうした単語を覚える際のコツは、例文で覚えることです。

例えば、下記のような例文でまるごと覚えるのが良いでしょう。

Je tiens beaucoup à mes enfants.
(私は子どもたちを大事にしている。)

Marie tient de sa mère.
(マリーは母親似だ。)

前置詞を含む熟語が覚えにくい時の対策

単語それぞれの意味では覚えることができても、それに付随する熟語が覚えにくいと感じることがあります。

特に、どの前置詞を使うのかがなかなか頭に入りません。

私が愛用している単語集「《仏検》3・4級必須単語集」には前置詞の穴埋め問題があるのですが、すでに学んだ範囲であるにも関わらず5問中5問とも間違えてしまうことがあります。

これは単語や熟語を覚える際に、前置詞も含めて1つの言葉として覚えていなかったことが原因なのではないかと思い、後悔しています。

最初に覚える時、熟語を構成する主要な単語は頭に入れたものの、熟語自体に関しては「この熟語でこういう意味になるのだな」という程度にしか把握していなかったのです。

熟語の場合、ひと塊で1つの単語として、新たに覚える気持ちが必要なのだとひしひしと感じています。

特に、前置詞には最新の注意が必要だと思い知りました。

前置詞が違うだけで全く意味が異なってしまうからです。

例えば、「à l’occasion」は「機会があれば」という意味ですが、「d’occasion」は「中古の」という意味になります。

こういった熟語も、例文で覚えるのが良いと考えます。

Venez en France à l'occasion.
(機会があったらフランスにいらっしゃい。)

J'ai acheté un livre d'occasion.
(私は古本を買った。)

単語のアクサンの位置や種類を間違える

フランス語には様々なaccentがあります。

accent aigu, accent grave, accent circonflexeの3種類です。

accent circonflexeは特徴があるため覚えやすいのですが、accent aiguとaccent graveは、間違えることや付け忘れてしまうことが多々あります。

仏検3級の試験では記述試験もあるので、accentに関しても正しく覚えておくことが必要です。

単語を覚える際、alphabetの綴りの方に注目してしまいがちですが、accentも含めて1つの単語であることを肝に銘じ、「見て」「書いて」「手で記すリズムで」、覚えていくことが大切なのではないかと考えています。

そして基本ではありますが、間違えた際には再度繰り返し書き、しっかりと覚えることが習得には不可欠ではないかと思います。

まとめ

仏検3級の受験勉強を進めていくにあたり、私が苦戦している3つの課題についてご紹介しました。

  • 多数の意味を持つ動詞が覚えにくい
  • 前置詞を含む熟語が覚えにくい
  • アクサンの位置や種類を間違える

私の場合、まだ単語力が弱いためか、どれも単語に関連する課題となりましたが、同じように単語の暗記で苦戦されている方の参考になれば幸いです。

仏検合格のためには、「苦手なところを把握し」「繰り返し覚える」ことが大切だと感じています。

フランス語の習得は一朝一夕にはいかないと思いますが、続けていけば少しずつでも身についていくと信じて、焦らず、コツコツと、楽しみながら勉強を進めて行きます!

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