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2024年7月26日、パリ・オリンピックが開幕します。
パリ・オリンピックでは開会式が従来のようなスタジアムではなく、セーヌ川で実施される予定であることが発表され、大きな注目を浴びました。
この記事ではパリ・オリンピック開会式会場となる予定のセーヌ川がどんな川なのか、どんな見どころがあるのかといった点をご紹介していきます。
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セーヌ川ってどんな川?
セーヌ川は、全長約780㎞に及ぶフランスを代表する川です。
セーヌ川は、フランス東部ブルゴーニュ地方の中心都市、ディジョンの北西、ラングル高原を源としています。
その後いくつかの川と合流した後に、パリ市内を通り、セーヌ湾に注ぎこんでいます。
特徴はゆったりとした穏やかな流れで、古くからフランスの水運の要となってきました。
セーヌ川は多くの芸術家を魅了してきたので、絵画や映画、音楽のテーマとしても多く取り上げられてきました。
セーヌ川周辺の見どころとは?
セーヌ河岸の中でも、シェリー橋からイエナ橋の約8キロメートルを中心とするパリのセーヌ河岸は、ユネスコ世界遺産に登録されています。
この「パリのセーヌ河岸」にはセーヌ川沿いに建つ複数の建造物とセーヌ川沿いの街並みが含まれており、見どころがいっぱいです。
その中でも特にお勧めしたいスポットを5つご紹介します。
エッフェル塔
パリと言えば「エッフェル塔」をイメージする人が多いのではないでしょうか?
フランス革命100周年にあたる1889年、パリ万博の際に建設されました。
今ではパリのシンボルとなっていますが、建設当時は景観を損なうのではないかと、批判されていたそうです。
その批判の中でも建設を進めた技師ギュスターヴ・エッフェルから、塔の名前が付けられました。
高さは324メートル。
エッフェル塔には3つの展望台があり、パリの美しい街並みを一望できるようになっています。
ルーヴル美術館
世界で最も入場者数の多い美術館として知られる「ルーヴル美術館」。
「モナ・リザ」や「ミロのヴィーナス」といった作品で有名です。
収蔵作品は38万点以上、その中の3万5000点近くが公開されています。
作品の豊富さはもちろんのこと、ルーヴル美術館は建物そのものの美しさも魅力の一つになっています。
ルーヴル美術館はもともと美術館として建てられたわけではなく、12世紀に要塞として建てられたお城でした。
その後、増改築を繰り返し、フランス王家が宮殿として利用するようになったそうです。
ルーヴル宮殿が美術館として生まれ変わったのは1793年。
フランス王の宮殿として使われていたということもあり、王室の美術品やコレクションをたくさん収蔵することになりました。
こうした歴史もルーヴル美術館を特別なものにしています。
オルセー美術館
ルーヴル美術館を出て、セーヌ川に架かる橋を渡って少し歩くと、この「オルセー美術館」に到着します。
オルセー美術館にはゴッホ、セザンヌ、ルノワール、モネ、ドガ、ドラクロアといった有名な画家の作品が多く展示されていますので、美術にそれほど詳しくない人でも楽しむことができます。
オルセー美術館は元々オルセー駅の駅舎兼ホテルでしたが、1970年代に美術館として生まれ変わりました。
駅舎をそのまま利用したため、建物の様々なところに駅の面影が残っていて、ヨーロッパの駅を訪れたような感覚を味わうことができます。
アレクサンドル3世橋
パリ市内のセーヌ川には37本の橋が架かっていますが、その中で最も美しいとされるのがこの「アレクサンドル3世橋」です。
この橋は露仏同盟の記念として建設され、1900年のパリ万博の際にロシア皇帝ニコライ2世によってパリ市に寄贈されました。
ニコライ2世の父であるアレクサンドル3世がフランス大統領サディー・カルノーと同盟を結んだことから、その名前がついています。
4隅にある高さ約17mの柱には「芸術、農業、闘争、戦争」を意味する金の女神像が飾られています。
アールヌーヴォー様式の照明、金色のペガサス像、天使やニンフの像などで装飾され、非常に豪華な造りになっています。
ポン・ヌフ
「ポン・ヌフ」とはフランス語で「新しい橋」という意味ですが、セーヌ川に架かる橋の中では最も古い橋です。
1578年にアンリ3世の命で工事が始まりました。
完成したのは、なんと、着工から26年後の1604年。
全長238メートル、幅22メートル、石造りのアーチがいくつも連続する構造のどっしりとした橋になっています。
アーチの側面には、マスカロンと呼ばれる怪人の恐ろしい顔面が装飾されていて、見どころの一つとなっています。
まとめ
この記事ではパリ・オリンピック開会式会場となる予定のセーヌ川がどんな川なのか、どんな見どころがあるのかといった点をご紹介いたしました。
セーヌ川の近くには数多くの歴史的建造物があり、見どころ満載の観光スポットになっています。
慶應義塾大学文学部出身|英語教師・日本語教師
趣味は旅行とカフェでゆっくり過ごすこと。
座右の銘は「どの雲にも銀の裏地がついている」。
どんなに辛い状況でも、その先には明るい光が待っていると思うと「もう一歩先に進もう」と思えます。
フランス語を勉強し始めたきっかけについては、詳しいプロフィールでご紹介しています。