※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。
フランス語学習は本当に楽しいものです。
フランス語の会話を聞いていると、私はまるで音楽を聴いているようだと思うことさえあります。
そうは言っても、やはり言語学習には壁がつきもので、フランス語の勉強をし続けていると壁にぶち当たり、フランス語を聞きたくないと思うような日も出てきます。
この記事では、私がフランス語を独学中に、やる気を失ってしまった原因と、モチベーションを維持した方法をご紹介いたします。
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フランス語を独学中にやる気を失ってしまった原因
こんにちは!アリスです。
私は、慶應義塾大学の通信課程で学んでいた時に、フランス語を勉強していました。
通信課程の特性上、事実上「独学」という形でフランス語を学ぶことにりました。
私自身、フランス語を学習しているうちに、フランス語の発音の難しさや文法の複雑さに何度もぶつかりました。
さらに、言語の独学は「孤独」になりがちです。
課題を与えてくれたり、努力を褒めてくれたりする先生はいません。
共に励まし合える学友も近くにいません。
テキストを半分くらいまで進めることはできたのですが、その頃から急速にやる気を失い始めました。
だんだんとテキストを開くのがおっくうになり、「別に今日はフランス語を勉強しなくても、だれにも怒られないよね」という風に自分に言い聞かせるようになりました。
孤独による「モチベーションの低下」は、言語学習の最大の敵と言えるかもしれません。
モチベーションの低下を感じた時に、どうしたらその壁を乗り越えられるでしょうか。
フランス語独学中にやる気を失った私がモチベーションを維持した方法
モチベーションを維持するために私がとった方法は「目標設定」です。
課題を与えてくれる先生が近くにいないので、自分で自分に課題を与えることにしたのです。
私が設定した目標は「フランス語検定の合格」でした。
この目標を設定した背景には、英語を学んでいた時に、実用英語技能検定、いわゆる「英検」を一つの目標にすることで、壁を乗り越えてきた経験を思い出したということがあります。
皆さんも、今までに「漢検」や「ITパスポート」といった検定や資格を取得したことがおありかもしれません。
検定を受けることの良さは、何と言っても「日付が決まっている」ということでしょう。
検定までの日数を数えながら「今日も頑張って勉強しよう!」という気持ちになったという経験をお持ちの方も多いではないでしょうか。
私は、書店でフランス語にも検定、つまり仏検(実用フランス語技能検定試験)があることを知りました。
それで、仏検に挑戦してみようと思い立ったのです。
書店で、仏検の参考書や問題集を手に取ってみて、私は最終的にフランス語検定3級の受験を申し込むことにしました。
フランス語検定3級というと、「基本的なフランス語を理解し、簡単なフランス語を聞き話すことができる」というレベルです。(仏検:7つの級の内容と程度)
こう聞くと「初級ならまずは3級なのかな」と感じるかもしれません。
英検も3級からチャレンジしたという方も多いでしょう。
実は、フランス語検定3級は「大学で、第一外国語としての授業なら1年間、第二言語として週2回の授業なら2年間の学習に相当」することが説明されています。(仏検:3級基礎の総まとめ)
標準学習時間は200時間とありますので、かなりの勉強が必要なレベルと言えるでしょう。
そこまでの詳しい情報を知らなかった私は「せっかくお金を払って受けるのだから」と少し背伸びをして、3級を受けることに決めました。
半年後の受験日を手帳に書き込み、3級の過去問題集を購入しました。
この「目標設定」は私に劇的な変化をもたらしてくれました。
大学のテキストと共に、過去問題集にも真剣に取り組むようになり、カメのようなスピードでノロノロと進んでいたフランス語学習が軌道に乗り始めました。
言語学習で「目標設定」をすることの意義
言語学習では、目標設定がかなり重要です。
最初は「フランス語でペラペラ話せるようになりたい」「フランス映画を字幕なしで見たい」といった夢や憧れからフランス語学習を始めるかもしれません。
ところが、実際に勉強を始めてみると、一つの単語を発音したり、一つの文法事項を覚えたりするのにも苦労することになります。
モチベーションが下がり始めた時に、自分の「目標設定」を考え直してみることには意義があります。
「フランス語でペラペラ話す」「フランス映画を字幕なしで見る」といった憧れは、長期的な目標とも言えるでしょう。
そこまで至るには、長い時間がかかります。
「長期的な目標」はしばらく脇に置いて「短期的な目標」を設定してみましょう。
今の自分に手が届きそうな、しかも日付が決められる目標がお勧めです。
仏検に挑戦してみるのもよい方法かもしれません。
もし、日程に余裕のある方なら「次の大型連休にフランス旅行に行く」という目標はいかがでしょうか?
日付を決めて、旅行を申し込んだら、旅行用のフランス語会話集を入手してみましょう。
フランス語の会話が急に耳に飛び込んでくるのを実感されるでしょう。
まとめ
フランス語独学中にやる気を失った私がモチベーションを維持した方法をご紹介いたしました。
フランス語学習の道は「山あり谷あり」です。
「目標設定」をすることで、フランス語学習を楽しく続けていきましょう。
慶應義塾大学文学部出身|英語教師・日本語教師
趣味は旅行とカフェでゆっくり過ごすこと。
座右の銘は「どの雲にも銀の裏地がついている」。
どんなに辛い状況でも、その先には明るい光が待っていると思うと「もう一歩先に進もう」と思えます。
フランス語を勉強し始めたきっかけについては、詳しいプロフィールでご紹介しています。