フランス語を話せるようになりたい。
多くの日本人がそう思い、フランス語を勉強し、フランス語会話教室に通った経験があると思います。
しかし、何年フランス語を習ってもフランス語が話せるようにならない・・・。
フランス語会話を学習している殆どの人が、そんな悩みを抱えているのではないかと思います。
この記事手は、そんな悩みを抱える方に向けて、どうすればフランス語会話を上達できるようになるのか、その上達法についてご紹介します。
フランス語会話を上達する方法。
まず、多くの人が「やはり外国に行かないと駄目だよな・・・。留学しないと駄目だよね・・・。」と思われると思います。
これはイエスであり、ノーです。
外国に行って上達する人もいれば、いない人もいますし、外国に一度も行った事が無い人でもフランス語を話せるようになった人はいるからです。
学生時代からフランス語を習っている場合、フランス語の文法や単語に関する知識はある程度蓄積していることかと思います。
それなのに会話が出来ないのは、文法が分からないとか、単語が分からないというよりも、リスニング力とスピーキング力に課題があるためです。
リスニング力とスピーキング力を鍛えるためには、先ず、相手の言っている事が分かるようになる事。
そして、次に、恥ずかしがらないで積極的に話そうとする意欲が大事です。
プラス、発音は文字からではなく、耳から覚える事がキーポイントです。具体的な勉強法は、自分の興味のある事を通じて学ぶ事です。
自分の趣味と語学の勉強をつなげるとは
自分の興味のある事を通じて学ぶ・・・
ですから、実は人それぞれです。
では、私の場合ですが、私は海外のバンドが学生時代から大好きで、フランス語でファンレターを書いたり、字幕の無いインタビュー映像を何度も見たり、歌詞を聞き取ったり、来日したら追っかけしたりしていました。
自分の好きな事ですし、好きなバンドとコミュニケーションが取りたい為、それはもう必死でした。
好きである事と必死さは絶大な効果をもたらします。
これが海外のドラマや映画好きであれば、特に海外ドラマだと長期シリーズなんかをひたすら字幕なしで見るというのは、格段にフランス語力がつきます。
なぜなら、登場人物の多くがシリーズ通して出演しており、それぞれのフランス語の訛りやクセなんかが継続して見る事によって、どんどん分かってくるからです。
そして、それはナマのフランス語に限りなく近いからです。
プラス、好きなドラマですから、見るのが苦になりませんし、繰り返し見る事も可能でしょう。
耳慣れしたら、後は、それをシュミレーションにより口にして”真似てみる事”が上達に繋がります。これなら一人で練習可能です。
自分の趣味と語学の勉強をリンクさせた結果
海外の好きなアーティスト、フランス語圏のですが、の、インタビューを繰り返し見る事、あるいは海外ドラマ(映画でも良いですが)を見る事、それはフランス語会話学校では学べない、ナマのフランス語に触れられるという事です。
しかも外国に行く事無くです。
イギリスにしろ、アメリカにしろ、バンドなら出身地、海外ドラマなら舞台になっている土地によって、イギリスの中でも、アメリカの中でも話すフランス語やクセなんかがかなり違います。
フランス語会話学校や学校では絶対に学ばないフランス語です。
でも、そのフランス語こそが、現地で使われているナマのフランス語なのです。海外に行って、言ってる事が分からない・・・と感じるのは、そのナマのフランス語に触れた事が無いからというのが大きな要因です。
それこそ、日本でも、同じ日本人で日本語を話していても、きつい訛りだと分からない場合があるのと一緒です。
で、分からないと話したくても、答えようが無い。
分からないとそこでストップして前に進めないのです。ですから、先ずはリスニング上達が会話の上達に大きく影響するのです。
フランス語と趣味を関係づけて勉強するデメリット
この勉強法・上達法のデメリットは、自分一人でする・・・という点でしょう。
練習する相手がいないという事です。
自分のリスニング力を実際に試したい、どの程度会話が通用するのか試したいと思っても、外人のいる場所なり、外国なりに出向いていかないと効果が実感できない事でしょう。
いえ、効果は字幕無しで見ていて言ってることが分かり、内容が分かれば、上達しているのでしょうが、一人で例えば話す練習をしていても、それが実際外国人に通じるのか否かは分かりません。
そこがデメリットです。
フランス語と趣味を関係づけて勉強するメリット
メリットは自分のフランス語力を試したいと思う段階までで、できるフランス語会話上達法という点においては、一番自分が楽しく学べる方法であり、またお金がかからないという点と、外国に行かずしてナマのフランス語に耳慣れできるという事です。
そして、この勉強法・上達法で自分に少しなりとも自信がつき、外国人と話してみたい、試してみたいと思えるようになる点です。
これも物凄い重要な点なのです。
所謂、度胸です。その度胸がつく事です。
ただ、会話のシュミレーションは一人で妄想の中では可能です。これは実は上達する一歩ですし、実践前の効果的な練習にはなります。
フランス語と趣味を関係づけるときに注意すること
先ずは、自分が好きで夢中になれる題材を探すことです。
好きなフランス語圏の海外アーティストがいれば、彼らのインタビューなどを貪欲に見る。
今だとYoutubeでいくらでも無料で見ることができますし、時間も場所も選びませんから、最高の方法です。海外ドラマや映画にしても然り。
こちらはYoutubeだとあまり見れませんが、そう高額でない月額で海外ドラマや映画が見放題というサイトが今では沢山あります。
趣味の投資として、プラスフランス語の上達の投資としてはそう高くはありませんし、そういうサイトの回し者ではありませんが、とても効率的で有効だと思います。
フランス語の勉強と趣味を関係づける勉強法が合う人
音楽・バンドが好きな人、海外ドラマが好きな人、洋画が好きな人、フランス語圏の俳優さんが好きな人です。
また、上記の事にとことん興味を持って貪欲になれる人。
海外のバンドや俳優さんに特に贔屓の人がいる場合は、もううってつけと言ってもいいです。
これからフランス語を勉強する人へのアドバイス
とにかく、自分の好きなバンドのメンバーだったり、俳優さんだったりに夢中になり、貪欲になり、もっと知りたい・・・から、フランス語で彼らとコミュニケーションを取れるようになりたい・・・と思うことです。
その強い気持ちがフランス語の上達への大きな一歩となります。
ただ、漠然とフランス語を話せるようになりたい・・・というのではなく、目標を持つという事が大事です。
そして、話してみたい、自分のフランス語力を実際に試してみたい!というモチベーションを自分の中で育てる事が重要です。