単語から分析する仏検2級と準1級の難易度の違いとは

就職に向けて何かアピールができる公的な資格がほしい、自分の実力がどれくらいなのか客観的に知りたい、もしくは久しぶりにTOEICではなく英検を受けてみたいというように、英検準1級の受験を迷っている人には、それぞれの想いはあるでしょう。

ですが、安くない受験料を考えると、藪から棒な受験ではなく、受けるからには一発合格したいですよね。

そのためには、英検準1級の難易度をきちんと把握し、どれくらいのレベルまで自分の英語力を上げれば良いのかを知ることが大切です。この記事では英検2級と準1級の難易度の違いを明確にし、準1級合格を勝ち取るために必要な英語力がどの程度のものなのかをご紹介します。

英検2級の難易度とは?

英検準1級の難易度をイメージするためには、英検2級と比較するのが分かりやすいので、英検2級の難易度についておさらいします。

英検2級は、高校時代に取得したてる人も多いのではないでしょうか。

実際、日本英語検定協会が正式に定めている英検2級の難易度は以下のとおりで、高校卒業レベルが目安となっています。

2級は、準2級までしっかりとつけてきた力を実生活の様々な分野で応用できる力を身につけている級で、レベルは高校卒業程度とされています。

社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。

入試優遇、単位認定、センター試験対策、さらに海外留学や社会人の一般的な英語力の条件として幅広く適用されます。

日本英語検定協会は英検2級を高校卒業程度と言い切っていますが、実際には英検2級の保持者でも、なかなか「実生活の様々な分野で応用できる力を身につけている」と実感できる人は少ないのではないでしょうか。筆者は、英検2級=実生活で困らない英語力があるとはあまり思えないのですが、一応そのような定義となっています。

それでは同様に、英検準1級の難易度を確認してみましょう。

英検準1級の難易度とは?

準1級の難易度は、日本英語検定協会が定める定義によると次の通りです。

準1級は、最終目標である1級の手前まで着実に力をつけているレベルで、およそ大学中級程度とされています。

社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用できることが求められます。

入試優遇や単位認定はもちろん、教員採用試験に優遇されたり、海外留学にも多方面で幅広く適用される資格です。

最終目標の手前と言われても、想定されているのは大学中級程度です。

つまり、大学に在学されている方や大学を卒業した社会人にとっては、難なく合格できて然るべきレベルであると表現されています。しかし、就職活動で「仕事で使える英語力」として「英検準1級」をアピールできるということは、逆に考えると、大学生の多くは英検準1級に合格できていないということです。

もしも大学中級程度で「大学生ならみんな取れる」水準であれば、就活で他の学生と差別化できるアピールポイントになりえません。つまり、英検準1級は大学中級レベルと考えるよりも、「社会生活で求められる英語を十分理解し、使用できる」水準が英検準1級に求められている水準であると考えるほうが良さそうです。

英検2

英検2級と準1級の大きな違いの1つは、ずばり「社会性の高い語彙力」です。「社会性の高い語彙力」とは、具体的に表現すると、一辺倒の当たり障りない日常生活で必要な単語だけでなく、学術的分野を含め、広く社会で使われている単語をある程度の高さの水準で知っているということになります。す。

広く社会で使われる単語とは、高校卒業までに学習する教科の内容も含まれます。

例えば、数学、物理学、生物学、地学、倫理、政治経済、歴史、地理、美術、音楽といった分野の単語です。さらに、テレビのクイズ番組に出されている内容や、特集が組まれるような最近の流行や時事問題等日常生活の中で知らず知らずのうちにアップデートされながら脳に蓄積されている知識で、日本語でならなんとなく説明ができるような単語も対象になります。

英検準1

次の例は、英検準1級で求められる英作文の出題例です。

例題:次の英文の問に対して自身の考えを英語で述べよ。

・Should Japan do more to protect historic sites?(2018-2)

・Is it acceptable to keep animals in zoos? (2018-1)

・Will humans live on other planets someday? (2017-3)

問い自体は非常に易しい英文ですし、日本語でなら回答するのは難しくないでしょう。

しかし英語で答えるとなると多くの単語を知らないと回答に困るような題材です。

地球は自転している…、最近はジェネリック医薬品が流行っている…、分煙がスタンダードになっている…、近隣諸国の軍事費が増大している…、働き方改革を実施している企業が多くなっている…。

このような身近な話題を英語で読み書き、会話できる水準が英検準1級のレベルに相当すると言えるでしょう。

もっと先を見越して言うならば、英検1級で求められる水準は、これらの知識をいかに深く掘り下げられるかにかかっています。

2級なら日常会話を中心とした単語を習得すれば合格することが出来すが、準1級では求められる単語の水準と大きく異なるのです。

いかに多くの単語を知っているか、そしてそれを自分の言葉で説明できるかが、準1級の合否を左右するポイントになります。

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