仏検5級のレベルはどの程度?フランス語資格試験の学習に役立つ過去問も紹介!

初めての仏検受験を考えている人は、まず5級がどのくらいのレベルなのかが気になりますよね?

「私にはまだ早いかな?」「もしかしたら簡単すぎるかな?」と悩んでいる方は必見です。

この記事では、まだフランス語を始めたばかりの皆さんのために、仏検5級のレベルを過去問とともにご紹介していきたいと思います!

仏検5級のレベルはどの程度?

仏検を主催するAPEF(公益財団法人フランス語教育振興協会)によると、仏検5級のレベルは以下の通りだとされています。

程度: 初歩的な日常的フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができる。

標準学習時間: 50時間以上(大学で週1回の授業なら1年間、週2回の授業なら半年間の学習に相当)。

「50時間以上」とされていますが、もしも毎日1時間勉強をする時間が取れれば、2ヶ月も経たないうちに50時間に到達しますよね。

もちろん仕事などを理由に、毎日勉強時間を確保できる人は少ないとは思いますが、学生などであればそう難しくはない時間量です。

それでは実際に仏検5級の試験内容に関しても見てみましょう。

試験内容:

読む :  初歩的な単文の構成と文意の理解、短い初歩的な対話の理解。
聞く :  初歩的な文の聞き分け、挨拶等日常的な応答表現の理解、数の聞き取り。
文法知識 :  初歩的な日常表現の単文を構成するのに必要な文法的知識。動詞としては、直説法現在、近接未来、近接過去、命令法の範囲内。
語彙: 550語
試験形式: 1次試験のみ(100点)
筆記 :  問題数7題、配点60点。試験時間30分。マークシート方式。
聞き取り :  問題数4題、配点40点。試験時間15分。マークシート方式、一部数字記入。

なんと問題数は筆記7問と聞き取り4問、合わせてたったの11問!

… だと勘違いしてはいけませんよ!

問題はテーマ別に分けられ、筆記だとそのテーマが7題あり、テーマ1から5問出題、テーマ2からも5問出題… といった形になります。

なので、問題数でいうと筆記だけで約30問出題されることになります。

全てマークシート方式での解答なので、難しい綴りを正確に書けるかが心配な方も安心して試験に臨めますよね。

それでは、実際の過去問を見ながらどのような問題が出題される傾向にあるのかを見てみましょう。

仏検5級の過去問をご紹介!

まだ仏検5級の受験を迷われている方は、実際に出題されている問題を見て「これならいけそうだから受けてみよう!」や「5級は簡単すぎるから、より上を目指して受験しよう!」など、受験への判断基準にしていただければと思います。

これからご紹介する過去問は、仏検の公式ホームページに掲載されている2011年のものになります。

こちらの記事では数問だけの紹介となりますので、全問見てみたいという方は仏検のホームページをご参照ください。

仏検5級の筆記試験のレベルと過去問

筆記問題の[1]は、主に名詞の性や冠詞に関する問題になります。

女性名詞・男性名詞を覚えた上で、定冠詞(le, la, les)、不定冠詞(un, une, des)、部分冠詞(du, de la)などをきちんと理解できているかが問われます。

例えば、以下のような問題があります。

例題

(2) Je cherche (  ) jupe courte.

1.des   2.un   3.une

括弧に入る不定冠詞を選ぶのですが、まず始めにおさえておかないといけないのが“jupe(スカート)”という単語が女性名詞であることです。

さらに“jupe”に複数形の s が付いていないことを確認し、正解は3の“une”となります。

このような問題が5問ほど出題されます。

筆記問題の[2]は、主に動詞の活用に関する問題になっています。

例題

(2) Les enfants( )bonjour à monsieur Dupont.

1.disent   2.dit   3.dites

“Les enfants(子供たち)”は複数形で、“ils”“elles”の活用と同じになるので正解は1の“disent”になります。

仏検5級では簡単な動詞しか問題に出ませんので、“基本動詞”として参考書などに掲載されている動詞をしっかり覚えておけば大丈夫です。

こちらの動詞の活用に関する問題も5問ほど出題されます。

[3]は並べ替え問題です。

1〜3を並べ替え、正しい文章を完成させた時に括弧に来る番号を解答します。

例 : 私はパリの出身です。

Je _ (   ) _ .
1. de   2. Paris   3. suis

Je suis ( de ) Paris .
となり、3 1 2の順なので、括弧内に入るのは 1 。

このように、本当に基本的な理解力を問われる問題ばかりが出題されます。

難しい単語や文章は出題されませんので、参考書の基礎単語の性別や動詞の活用をしっかりマスターしておくようにしましょう!

仏検5級の聞き取り試験のレベルと過去問

聞き取りの[1]は、フランス語で読まれる質問に対する解答を選択する問題です。

問題は全て3回ずつ読まれます。

例題

2. Comment est Paul ?
(2) 1. Il est beau.    2. Il fait beau.

“Comment est Paul?”は「ポールはどんな人ですか?」という質問です。

解答1も2も似ているように見えますが、動詞に注目してください。

1は“être”が使われているので、そのまま「彼はかっこいいです」になり、2は“faire”が使われているので、同じように主語が“il”でも非人称の“il”となり、「天気がいいです」と訳されます。

なので正解は1です。

このような質問が5問出題されます。

その他にも問題[3]では、問題用紙に絵がいくつか描かれていて、読まれるフランス語にふさわしい絵を選択するといった問題が出題されています。

[1]〜[5]まで、全て5問ずつの出題となっており問題数は合計25問。

全て3回ずつ読まれますので、焦らずゆっくりと考え解答するようにしましょう!

まとめ

仏検5級のレベルと、過去問をいくつかご紹介しました。

フランス語を始めたばかりの頃は、その文法の複雑さや日本語にはない名詞の性の存在に驚き、先への不安を感じていた記憶があります。

「こんなに難しくて続けられるかな?」

「勉強しているけど、ちゃんと身になっているのかな」etc…

そんな不安を、モチベーションに変えてくれるのが仏検でした。

試験を受けることを目標に勉強することで、自分が今どれくらいのレベルにいるのかを把握しやすくなります。

どのような分野であっても、試験というのは緊張しますし悩みますが、確実にレベルアップへ繋がります。

この記事を読んで、仏検5級のレベルを分かっていただき、受験するかの判断基準にしていただければと思います。

なお今回ご紹介した仏検の過去問は2011年秋季の実用フランス語技能検定試験「筆記試験問題冊子<5級>」から抜粋したものです。

2011年秋季の過去問は全問が公開されているので興味ある方は公式HPからサンプルを入手することが出来ます。

2011年秋季の実用フランス語技能検定試験「筆記試験問題冊子<5級>」

出典:2011年秋季の実用フランス語技能検定試験「筆記試験問題冊子<5級>」

2011年の過去問を解くのはもちろん有益ですが、「過去問対策」を真剣に意識するなら、最新の過去問を確認するのが重要です。

出題内容は年々少しずつ変わっているので、受験する場合には最新の過去問で傾向を掴み対策するのが合格の秘訣になります。

最新の過去問は、仏検事務局が発行している仏検公式ガイドブックに掲載されていますので、予め入手して何度か解いておくのがおすすめです。

ちなみに5級の過去問は3級・4級と一緒の1冊になっています。

複数の級を1冊にまとめているのは、下記のような理由があるようです。

隣り合う級が1冊にまとまったことで、初級(5~3級)から中級(準2~2級)、そして上級(準1~1級)と、次の級への目標も立てやすくなり、学習のステップアップに役立ちます。

出典:APEF(公益財団法人フランス語教育振興協会)公式HP

1日でも早く過去問対策を始めるのが合格の近道!

アマゾンや楽天ですぐに注文出来るので、早速入手してみてはいかがでしょうか。

2020年度版3級・4級・5級仏検公式ガイドブック
仏検事務局発行の公式過去問集

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