仏検4級のレベルはどの程度の学習が必要?資格試験の過去の内容とは?

仏検4級の受験を考えている人は、仏検5級から「どのくらいレベルが上がっているのか?」が気になりますよね。

この記事では、「仏検4級合格にはどの程度の学習が必要なのか?」を過去問の内容とともに紹介します。

フランス語初心者だった5級から基礎をマスターし始める4級へ、ステップアップを目指しましょう!

仏検級4級のレベルはどの程度?

仏検を主催するAPEF(公益財団法人フランス語教育振興協会)によると、仏検4級のレベルは以下の通りだとされています。

程度: 基礎的な日常的フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができる。

標準学習時間: 100時間以上(大学で週1回の授業なら2年間、週2回の授業なら1年間の学習に相当。高校生も対象となる。)

5級の学習時間の目安が50時間以上だったので、その2倍の学習時間が必要となります。

それほどしっかり勉強しないと、4級合格への道は切り開けないということですね!

それでは試験内容に関しても見てみましょう。

試験内容:

読む: 基礎的な単文の構成と文意の理解。基礎的な対話の理解。

聞く: 基礎的な文の聞き分け、日常使われる基礎的応答表現の理解、数の聞き取り。

文法知識: 基礎的な日常表現の単文を構成するのに必要な文法的知識。動詞としては、直説法(現在、近接未来、近接過去、複合過去、半過去、単純未来、代名動詞)、命令法等。

語彙: 920語

試験形式: 1次試験のみ(100点)

筆記: 問題数8問、配点66点。試験時間45分。マークシート方式。

聞き取り: 問題数4問、配点34点。試験時間15分。マークシート方式、一部数字記入。

5級の時と比べて覚える文法知識の幅がかなり増えています。

4級では、基礎的な文法内容はほとんど網羅しないといけません。

さらに、覚える単語数もかなり増えています。

ただ、5級に引き続き4級も解答はマークシートのみです。

自分で書く心配がないので、試験のために何度も単語を書いて綴りを覚える必要はなさそうですね。

綴りを覚える時間を、文法知識を増やす時間にまわしましょう!

仏検4級の過去問をご紹介!

ざっくりと試験内容については把握できたものの、やはり実際の問題を見てみないと4級のレベルはイメージできませんよね。

仏検の公式ホームページに掲載されている2011年の過去問を一緒に解いていこうと思います。

こちらの記事では数問だけの紹介となります。

全問見てみたいという方は仏検のホームページで2011年秋季の実用フランス語技能検定試験「筆記試験問題冊子<4級>」をご参照ください。

2011年秋季の実用フランス語技能検定試験「筆記試験問題冊子<4級>」

出典:2011年秋季の実用フランス語技能検定試験「筆記試験問題冊子<5級>」

仏検4級の筆記試験のレベルと過去問

筆記問題の[1]は主に、冠詞や前置詞の問題になります。

例題を見てみましょう。

括弧の中に入る冠詞・前置詞を選択する問題です。

(1) C’est( )belle plage.
(2) Elle a mal( )dents.
(3) Il y a encore( )neige à Hokkaido.
(4) J’adore( )lait.

1.aux   2.de   3.de la   4.le   5.un   6.une

定冠詞・不定冠詞・部分冠詞、さらに前置詞と冠詞の合体形をしっかりと頭に入れておかなくては解けない問題になっています。

例えば(3)の問題は、「〜が痛い」を意味する“ avoir mal à 〜”の“ à ”と“ les dents (歯)”の“ les ”を合体させた“ aux ”が答えになります。

(1)〜(4)の解答は、以下の通りです。

(1)6 (2)1 (3)3 (4)4

筆記問題の[2]では、人称代名詞・再帰代名詞( me, te, le, la, nous, vous, les )や、中性代名詞( y, en )、指示代名詞( celui, celle, ceux, celles )などの問題が出題されています。

─ C’est ton livre ?
─ Non, c’est( )de Bernard.

1.celle   2.celui   3.ceux

括弧に入る指示代名詞を答える問題です。

代名詞に当たる単語の性別や単数形か複数形かが分かれば答えられる問題になっています。

“ton livre(君の本)”は男性名詞で単数形なので、答えには2の“ celui ” が入ります。

筆記問題の[3]では、AとBの短い対話文が書かれています。

Aの台詞を読み、Bに入る適切な台詞を1〜3から選ぶ問題です。

A : Allô, je suis bien chez monsieur Legrand ?
B : ____________________________
A : Alors je rappellerai.

 

1. Oui, c’est de la part de qui ?
2. Oui, je veux bien.
3. Oui, mais il n’est pas là en ce moment.

Aの始まりの台詞 “ Allô ” から、2人は電話で話をしていることがわかります。

さらに最後のAの台詞が “Alors, je rappellerai.”「では、またかけます」と答えているので、話をしたかった相手が不在であることを伝えている3を選ぶのが正解となります。

ちなみに1の “c’est de la part de qui ?” は、電話で「どちら様でしょうか?」と尋ねる時のお決まりの表現です。

その他にも筆記試験では、動詞の活用や時制を答える問題や、書かれている文と合致している絵を選択する問題など、様々な形式の問題が出題されています。

仏検4級の聞き取り試験のレベルと過去問

聞き取り試験の[3]では、読まれる文に入っている数字を答える問題が出題されています。

すべて3回ずつ読まれるので、1度目で聞き逃しても焦らずに落ち着いて聞くようにしましょう。

読まれる問題は、以下のような文になります。

1, J’ai rendez-vous à dix-neuf heures.
2. Cette ville est à trente-deux kilomètres d’ici.
3. Ça coûte soixante euros.
4. Ma grand-mère a quatre-vingt-dix-huit ans.

その他には、読まれる文に適した絵を選択する問題や、読まれる質問に対する応答としてふさわしい文を選ぶ問題などが出題されています。

まとめ

仏検4級のレベルと、過去問をいくつかご紹介しました。

やはり5級と比較すると、かなりのレベルアップが見受けられます。

フランス語はどうしても複雑で、途中で投げ出したくなることも多いかと思いますが、ここが踏ん張りどころです。

4級では、文法の基礎部分をほとんどすべてマスターしておく必要があるのでかなりハードルは上がりますが、ここを乗り越えられればフランス語の勉強がどんどん楽しくなっていくでしょう。

5級に合格したので、さらに上を目指したい!

フランス語学習を継続させたい!

そのような思いがある方は、ぜひ仏検4級の受験を検討してみてください。

ちなみに、「過去問対策」を真剣に意識するなら、最新の過去問を確認するのが重要です。

試験の内容は毎年少しずつ変わっているため、最新の過去問で傾向を掴み対策するのが合格の秘訣になるためです。

最新の過去問は、「仏検公式ガイドブック」に掲載されていますので、試験前に何度か練習して解いておくと良いでしょう。

ちなみに4級の過去問は3級・5級と一緒の1冊になっています。

3つの級の過去問を1冊にまとめている理由をAPEFは次のように説明されています。

隣り合う級が1冊にまとまったことで、初級(5~3級)から中級(準2~2級)、そして上級(準1~1級)と、次の級への目標も立てやすくなり、学習のステップアップに役立ちます。

出典:APEF(公益財団法人フランス語教育振興協会)公式HP

仏検に申し込んだら後は1日でも早く過去問で勉強するのが合格の近道!

ネットからすぐに注文出来るので、早速入手してみてはいかがでしょうか。

2020年度版3級・4級・5級仏検公式ガイドブック
仏検事務局発行の公式過去問集

この記事が仏検4級合格を目指す皆さんの参考になれば幸いです。

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