※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。
この記事はフランス人の女の子に恋したRさんからのお便りになります。
フランス語を勉強するきっかけは人それぞれですが、恋がきっかけという人も少なくないでしょう。
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フランス人を好きになったらフランス語を勉強するしかない!?
もしあなたが本気で好きになった人が日本人ではなく海外の方だった時、相手が日本語を話す事ができなかったらあなたはどうしますか?
もしそういった状況になった場合、多くの人はその相手とコミュニケーションを取る為に相手の国の言語を少しでも学ぼうと思うのではないでしょうか。
そして、どうにかしてその相手に対して気持ちを伝えたいと思うのではないでしょうか。
今回は僕が実際に体験した、フランス人の女の子との恋のエピソードについてご紹介します。
留学先で出会ったフランス人の女の子
自分の興味のある言語を学ぶ為に留学をする人は少なくないと思います。
そして、留学先では多くの出会いがあり別れがあるのも確かです。
僕は元々英語を学びたいと思いアメリカへ留学をしていました。
フランスやベルギーなどのヨーロッパではありません。
高校時代から英語は好きで親しみは持っていたのですが、日本にいると話す機会がなくスピーキングスキルが全く都言っていいほどなかった為留学を決意しました。
アメリカの語学学校のクラスメートは年齢も国籍もバラバラで、非常に刺激的な毎日をクラスメイトと共に過ごしていました。
ある日、僕達のクラスに1人のフランス人の女の子が新しい生徒として入ってきました。
英語を勉強しに来たフランス人の女の子
彼女は比較的小柄で、非常に笑顔が可愛い子でした。
フランスの学校の休みを利用してアメリカに留学しに来多様です。
彼女は読み書きは出来ていたのですが、僕と同じくスピーキングが苦手だったようで、クラスではあまり積極的には話さない大人しい感じでした。
内気な日本人はたくさんいますが、フランス人に内気な人は少ないと思っていたので、ちょっと意外です。
ある日、2人1組になって「お互いの国のことを紹介をする」というテーマの授業があり、僕はそのフランス人の女の子とペアを組むことになりました。
前から気になっていたので、もうドキドキです。
色々と話していくと、実は彼女は日本にとても興味があるらしく、セーラームーンが大好きとのこと。
子供の頃はテレビのアニメで、最近ではYoutubeでよく見ているとのことで、アニメの話題でお互いの距離が一気に縮まりました。
その日から、クラスでは常に隣同士で座り、よく話すようになりました。
比較的スピーキングにも慣れてきていた僕は、彼女から「僕ももっと英語の勉強がしたいから、話し相手になって」と言われ、家に帰った後も電話やスカイプなどを使って会話をするようになりました。
もう、セーラームーンには感謝しかありません!!
初心者のうちは非ネイティブ同士の英語は共通言語として難しい!?
僕のほうが少し英語ができたので、擬似的に英会話の先生役は僕でした。
しかし、彼女が「この英語のフレーズがわからない」と質問してきても、英語の意味を英語で説明したりするのに慣れていなかった僕は、たまに返答に詰まってしまう事が多々ありました。
それが自分にとって非常に気持ち悪く、彼女の前で格好良く見せたい男心もちょっぴり痛みました。
そこで、同時にフランス語も少しずつ勉強していって、「フランス語を交えて勉強していくのはどうだろう」と考えました。
Merciしか言えないレベルからのフランス語勉強
英語はそこそこ勉強していましたが、フランス語についてはそれまで「メルシー」くらいしかフランス語の単語は知りませんでした。
僕は1からフランス語を勉強しようと、毎日英語とフランス語を交互に照らし合わせて英和ではなく、英仏で英語とフランス語の勉強していくようになりました。
しかし当然のことですが、フランス語の知識が全くなかった僕にとって、フランス語の勉強は英語とは勝手が大きく違い、特にフランス語文法でつまずいてしまいました。
それまでは、日本語ほど難しい言語は他にはないだろうと思っていましたし、英語ができればフランス語も単語が違うだけで大体似ているだろうという感覚だったので、大きな誤算です。
子供の頃から英語の勉強に取り組んでいた僕は、英語を使いこなすのには大して時間がかかりませんでしたが、フランス語には大苦戦です。
しかも、英語でいう”R”の発音も、フランス語では更に違った発音で、日本人が1から学ぶには少しハードルが高すぎました。
それでも、彼女とはお互い良い関係を築きながら、英語(とフランス語)の勉強に取り組みました。
留学先で気になるフランス人の女の子とついにデート!
気になるフランス人の彼女とは、一クラスメートとしての付き合いで、仲は良いのですが中々恋愛関係としての人間関係は進展しません。
基本的に留学中は毎日勉強ばかりなので、デートらしいデートもしたことがなかったからです。
そこである日、「勉強ばかりはつまらないし一緒にどこか出かけようよ」と誘ってみました。
二人でショッピングをしたり、のんびり公園を散歩したりと、とても楽しく良い時間を過ごす事ができていたので、僕は思い切って「好き」という思いを伝えることにしました。
英語で「I love you」と言おうかと思いつつ、覚えたてのフランス語で「Je t'aime」と言ってみました。
すると彼女はいきなり悲しそうな表情になり、
「すごく嬉しいし、ずっと一緒にいたいけど、夏休みが終わったらフランスに帰らなきゃいけないの。(だから付き合うことはできない)」
と言われ、僕の恋心はあえなく撃沈してしまいました。
彼女と仲良くなれて、軽い気持ちでフランス語を勉強し始めたことを、セーラームーンに月に代わってお仕置きをうけた気分でした。
ちなみに、フランス語で「月に代わってお仕置きよっ!」は「Au nom de la Lune, je te punirai ! 」と言うらしいです。
それでも、「仲良くしてくれた事には感謝している」と伝えてくれ、告白してからも彼女はフランスへ帰るまでずっと仲良くしてくれました。
フランスに帰国したフランス人の女の子とのその後・・・
夏休みが終わって彼女はフランスに帰国しましたが、僕はそのままアメリカに残って留学を続けていました。
あれから何年か月日が経ちますが、今でも彼女とはSNSで繋がっており、定期的にお互いの近況報告などのやり取りを続けています。
そしてある時、フランスへ旅行へ行くチャンスが巡ってきました。
これは彼女に再開できるチャンス!と思って連絡をとってみたのですが、残念ながら僕のフランスでの滞日数が少なかった為、彼女とは予定が合わず会えませんでした。
それでも「フランスに来るならここにいくと良いよ!」と、フランスのいわゆる観光地でない隠れたスポットを教えてくれて、フランス旅行自体は充実して楽しいものでした。
しかも、彼女と一緒にいた時に勉強したフランス語の勉強が、フランス旅行中に役に立ったので、「あの時にフランス語を勉強しておいて良かった!」と思いました。
フランスでは英語があまり使えない場所が多く(特に観光地以外の場所ではそうでした)、拙いフランス語でも会話ができたことは旅の役にたったし、なによりも相手に言いたい事が伝えられて嬉しかったです。
僕がフランス語の勉強を始めることになったきっかけとして、彼女の存在は非常に大きかったのは確かです。
でも動機は何であれ、やはり語学を勉強するのは楽しいことだし良いことだな、と思いました。
言語を学ぶ目的はと、その言語を話す国の人とコミュニケーションをとり、相手のことをよりよく知ることでしょう。
そういう意味では、言語習得の1番の近道は、その言語を話す人のことを好きになり、その人の母国語で話せるようになりたい!という気持ちを持つことだと思います。
実際僕がフランス語を勉強するきっかけになったのはフランス人の女の子との出会いでした。
そして夏休みの短期間でフランス語の初級を習得することができたのは、恋心のパワーがあったからではないかと、今では思っています。