※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。
慶應義塾大学には「通信課程」があることをご存じでしたか?
この通信課程でもフランス語を学ぶ機会があります。
しかし、「通信課程」と聞いてもいまひとつイメージがわかないという方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、慶應義塾大学の通信課程とはどのようなものなのか、またそこでフランス語をどのように学べるのか、ご紹介いたします。
※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。
慶應義塾大学の通信課程とは?
こんにちは!アリスです。
慶應義塾大学は日本では知らない人はいないくらいの有名大学です。
しかし、通信課程があることは、実はあまり知られていないかもしれません。
通信課程とは、テキストによる通信授業、スクーリングによる面接授業、インターネットによるメディア授業などを通して、学習を進めていく形の教育です。
これにより、働きながらでも教育が受けられるというメリットがあります。
仕事でキャリアアップするために、学び直しをしたいという方にもお勧めです。
ホームページを見ると、1948年に日本で初めてスクーリングを実施した大学であるということが載せられています。(参考:通信教育部の沿革)
1950年から新制大学通信教育課程が認可を受けました。
通信課程としても歴史があることが見て取れます。
現在、文学部、法学部、経済学部の3学部に通信教育課程が置かれており、なんと8000人以上の学生が在籍しています。(参考:通信教育部について)
データによれば、昨年の入学者は800人弱となっています。(参考:2018年度新入生)
中には、海外に住みながら、慶應通信で学ぶ人もいます。
卒業率の低さで有名!
このように、大変人気のある慶應義塾大学の通信課程ですが、卒業率は恐ろしく低いといわれています。
はっきりとしたデータはありませんが、卒業率3%~5%といわれることもあるようです。
なぜこれほど卒業率が低いのでしょうか。
もちろん、仕事や家庭と両立することが難しく、途中で断念してしまうというケースも考えられます。
しかし、一番の理由は、通信課程とはいえ、通学課程と同じレベルの教育を与えようという大学側の「愛のムチ」ともいえる姿勢にあるのではないでしょうか。
通信大学では、テキストを自分で勉強したうえで、与えられた課題にそったレポートを提出し、科目試験を受けます。
慶應通信では、このレポートと科目試験のどちらも大変難しい課題が与えられます。
また、レポートの添削をしてくださるのは、通学課程と同じ教授の方々です。
レポートの合格基準もかなり高いようです。
厳しい添削のお言葉をいただき、合格するまで何度も書き直しが必要になることがあります。
スクーリングでの単位取得も必須です。
夏期スクーリングでは、一つの科目を履修するために、一度に連続して6日間出席する必要がありますので、社会に出て第一線で働いている人や地方在住者には、少しハードルが高くなるといえるでしょう。
そして、卒業時には卒業論文、口頭での卒業試験も必須です。
こうした幾つものハードルを乗り越えて、ようやく卒業に至ることになります。
卒業率のデータはありませんが、卒業に必要な所要年数は平均で8年程度と公表されています。(参考:慶應義塾大学通信課程 よくある質問)
慶應義塾大学の通信課程でフランス語を学ぶ
卒業までの道のりは大変ですが、やはり一流の教育を受けられるというのは魅力ではないでしょうか。
この通信課程ではフランス語を学ぶこともできます。
主に2つの方法が挙げられます。
1. 必修外国語でフランス語を選ぶ
外国語科目は、英語・ドイツ語・フランス語の中から一つを選ぶ必要があります。
必修外国語というと、やはり中学・高校で勉強してきた英語を選択するという方が多いかもしれません。
しかし、英語での単位取得の難しさも、慶應通信生の間で有名な話です。
英語が苦手だったという方は、思いきって憧れのフランス語に挑戦してみるのもいいかもしれません。
フランス語を入門レベルから始めることができます。
テキストでの学習に加えて、夏期スクーリング、夜間スクーリングも開講されるので、実際に通学課程で教えておられる教授の講義を受けることも可能です。
インターネット配信による放送授業を選択して、コツコツと勉強を進めることもできます。
ただし、この放送授業は4月~翌年1月までの開講です。
その後、レポート提出、科目試験ともに必要ですので、履修に約一年かかることになります。
単位取得を優先される方は十分に計画を立ててからにしてくださいね。
「フランス語にじっくり取り組む時間がある」という方には、お勧めです。
2. 選択外国語でフランス語を選ぶ
慶應義塾大学の通信課程では、第二外国語必須にはなっていません。
しかし、英語、フランス語、ドイツ語はテキストとスクーリングで開講されますので、自由に選択することができます。
選択外国語も1か国語2単位まで、合計2か国語4単位までは卒業所要単位に認められます。
たとえば、「フランス語テキストで2単位」と「夏期スクーリングで2単位」と選択して、フランス語の世界を垣間見ることも可能です!
私の場合、必修外国語は英語を選びましたが、選択外国語としてフランス語のテキストをがんばって勉強し、何とか貴重な「2単位」を獲得できました。
まとめ
慶應義塾大学の通信課程でフランス語を学ぶ方法をご紹介しました。
通信制大学の中でも最難関ともいわれることのある慶應義塾大学ですが、一流のフランス語に接することができるという最大級の魅力が、そこにはあります。
慶應義塾大学文学部出身|英語教師・日本語教師
趣味は旅行とカフェでゆっくり過ごすこと。
座右の銘は「どの雲にも銀の裏地がついている」。
どんなに辛い状況でも、その先には明るい光が待っていると思うと「もう一歩先に進もう」と思えます。
フランス語を勉強し始めたきっかけについては、詳しいプロフィールでご紹介しています。