※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。
この記事は読者さんからのお便りになります。
※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。
フランス語というと”おしゃれ”で”ハイソサエティ”な印象を抱く大和なでしこもいるでしょう。
パリの凱旋門やマルセイユのヨットハーバーなど、どこかリッチな感情を日本人は持ち合わせているのかもしれません。
では、フランス語を学ぶ上でのメリットには何があるのでしょうか?
とりあえず英語ができればいいのでは、と一蹴してしまうのは早急です。旅行や政治など様々な角度から言語を見つめることで新しい発見があるものです。
ここではフランス語学習のメリットについて紹介していきます。一つ目は日本にあるお店の名前や商品名などにフランス語のものが意外と存在していることです。
例えば、私の住んでいる街の近くには”アリコベール”という名の地方デパートがあります。高校生のときは、ただの駅前の商業施設という認識しかありませんでした。
時を経て、海外旅行をきっかけにフランス語に興味を持った私はフランス語に関する本を収集するようになりました。その本の一冊に”アリコ ヴェール”という学生時代に耳にした単語が目に入ってきました。
意味を探ると”インゲン”。
なんと高校生の頃に見ていたデパートの名前はインゲンという野菜の名前だったのです。いつもショッピングを楽しんでいるデパートのネーミングがインゲンだと知っている人はほんのわずかでしょう。
それを「デパート = アリコベール」のように日常会話を成立させている人たちを想像すると実に奇妙です。今まで高級感のあるデパートの名前がフランス語の”インゲン”という野菜の名前だったとは…。
本当に些細なことですが、フランス語を学んでいると名付けに関する発見がかなり出てきます。こうした新しい知識に触れられるのもフランス語学習のメリットです。
二つ目は国際連合(UN)の公用語の一つであることです。いわゆる国連の公用語には英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、アラビア語、中国語が挙げられます。
中でも国連職員の採用条件として必須の言語とされるのは英語もしくはフランス語です。つまり、英語が全くできなくてもフランス語さえできれば、それを武器に採用試験に臨めるのです。
おそらくフランスが第二次世界大戦の戦勝国という点が左右しているのでしょう。
その証拠にいくらドイツ連邦の自動車が優秀でもヨーロッパ域内での政治的地位はフランスには勝てません。やはり、かの国は敗戦国なのです。
世の中とは大きな渦の中で動いています。国連が必須言語の一つに英語とフランス語の二つを採用しているのも歴史の流れなのでしょう。このことから、政治やビジネスという面でもフランス語は有利に働いています。
三つ目はフランス人がとても親日的であるということです。言語を学ぶとその地を訪れたくなります。生のフランス語を聞いて、生身のフランス人と会話を楽しんでみたい。そう感じるのは言語学習者の常です。
外国語とは会話をするために学ぶことが一般的で、最終的にはフランス人との交流が目的という人が多いでしょう。
現地へ留学するにしても親日的な風土の方が滞在していても快適ですし、反日デモが頻発するような地域では留まりたくても留まれません。
そういった側面からも「フランス語を学び、現地へ赴く」ということが実現しやすいのもフランス語学習の良さです。幸い、フランスは欧州においてハブ空港の役目を果たしています。日本からの直行便の発着数も他のヨーロッパ諸国に比べると群を抜いています。
パリのシャルルドゴール空港を経由して、ギリシャやイタリアへ旅行する人も多々います。日本とヨーロッパというと距離的に遠く、身近に感じられない人もいるかもしれません。
しかし、日本から直行便が多く出ている国というのは、国交が安定していて、交流の盛んな国です。
ロシア語圏のサマルカンドに行きたくても飛行機の便が少なく、ヨーロッパへ行くより時間も費用もかかります。サマルカンドはウズベキスタンの首都ですから、日本からの距離はパリより短いのです。しかし、フランスに比すると交流が盛んではないため、渡航費用もかさんでしまうのです。
また、東京にはフランス料理のレストランもたくさんオープンしています。そして、日本のアニメーションはフランスで大歓迎され、マンガも広く知れ渡っています。こうした双方で歓迎ムードのある国の言語というのは学ぶ上でも現地を訪れた場合でもお互いに気持ちよく過ごすことができるます。ネーミングや政治、親日的な国家の言語という3つの点からフランス語を学ぶメリットを紹介しました。こうしたメリットに後押しされているためフランス語は入りやすい言語の一つです。フランスでパティシエになりたい、フランスのカフェ文化を堪能したい、フランス人の恋人がほしいなど言語を学ぶきっかけは多種多様です。
しかし、どんなにその言語を学びたくても政治的理由や学習体制の不足から困難な言語は少なからず存在します。
自分の目的や目標とは関係のない部分で学習を阻害されるのは実に残念です。
もし、これからフランス語を勉強してみたいと考えているのであれば、フランス語を学ぶメリットは大きいです。フランス語を学んで満足することはあれ、後悔することはほとんどないでしょう。