大学の第二外国語としてフランス語選択をおすすめする理由とは

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多くの大学では、教養として第二外国語を選択することが求められています。

しかし、外語大に入学した学生など、やりたい言語がはっきり決まっている大学生ならまだしも、そうでない場合は「どの外国語を選んだらいいのか?」と悩んでしまう大学生も多いようです。

この記事では、そんな悩みを抱えている大学生に向けて、大学の第二外国語としてフランス語を選択するメリットとお勧めする理由についてご紹介します。

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大学で選択する第二外国語としてフランス語選択をおすすめする理由

こんにちは!アリスです。

大学に入ると、学部や学科にかかわらず英語以外の言語を「第二外国語」として学ぶことになります。

ほとんどの大学で、第二外国語は必修科目となっています。

第二外国語として選択できる言語には、どのようなものがあるのでしょうか。

大学により様々ですが、主に次のような選択肢があります。

大学の第二外国語で選択できる主な言語
    • ドイツ語
      フランス語
      スペイン語
      中国語
      ロシア語
      イタリア語
      韓国語
      ポルトガル語
      アラビア語

たくさんある外国語の中から一つを選ぶというのは、難しいものです。

「家族や友人に勧められたから」「ただ何となく興味があったから」といった理由で第二外国語を選ぶ人も多いようです。

しかし、せっかく第二外国語を学ぶのであれば、将来に生かせそうな言語を選びたいと思いませんか。

大学で選択する第二外国語としてフランス語をお勧めする理由

私は、大学の第二外国語としてフランス語を選択しました。

しかし、その当時はフランス語に対する知識がほとんどない状態でしたので「フランス語が話せたらオシャレだな」というような憧れの気持ちでフランス語学習を始めました。

もし、フランス語がどのような言語かということを知っていたら、モチベーションがもっと上がったのではないかと思います。

では、第二外国語としてフランス語をお勧めする理由を2つご紹介します!

1. フランス語は様々な国際機関の公用語であり、世界的な影響力をもつ言語である。

フランス語が使われているのは、フランスだけではありません。

スイスやベルギー、カナダ、アフリカ諸国など合計29か国で公用語となっています。

世界では、約1億2300万人が母語としてフランス語を使用し、2億人以上が公用語、第二言語として使用しているそうです。(参考:Wikipediaフランス語)

しかも、フランス語は様々な国際機関の公用語でもあります。

フランス語を公用語とする国際機関の具体例としては、下記があります。

フランス語を公用語とする主な国際機関
  • 国際連合(UN)
  • 国際オリンピック委員会(IOC)
  • 国際サッカー連盟(FIFA)
  • 万国郵便連合(UPU)
  • 世界貿易機関(WTO)

(参考:Wikipedia国際機関の公用語の一覧)

もちろん、それら国際機関では英語などの他の言語も公用語として併用されています。

しかし、万国郵便連合や国際オリンピック委員会、国際サッカー連盟においては、フランス語が第一言語となっており、英語よりも地位が高くなっています。

2020年の東京オリンピック招致に際して、滝川クリステルさんがフランス語で行ったスピーチを思い出される方がおられるかもしれません。

滝川クリステルさんのプレゼンテーション フランス語全文

Nous vous offrirons un accueil vraiment unique. En japonais, il est possible de le décrire avec un seul mot : o-mo-te-na-shi. L’omotenashi, c’est un sens profond de l’hospitalité, généreux et désintéressé… Qui remonte à l’époque de nos ancêtres… Et qui est depuis resté ancré dans la culture ultra-moderne du Japon. Cet « Omotenashi » explique pourquoi les Japonais prennent autant soin les uns des autres, de la même façon qu’ils prennent soin de leurs invités. Laissez-moi vous donner un exemple. Si vous perdez quelque chose, vous êtes presque sûrs de le retrouver. Même de l’argent liquide. Rien que l’année dernière, plus de 30 millions de dollars en cash ont été rapportés à la police de Tokyo. D’après un récent sondage portant sur l’avis de soixante-quinze mille voyageurs, Tokyo est la ville la plus sûre du monde. Ils ont également élu Tokyo numéro 1 : • Pour la qualité de ses transports publics • Et pour la propreté de ses rues. Tokyo est aussi considéré comme ayant les chauffeurs de taxis les plus sympathiques du monde. Vous ressentirez cette qualité de vie dans tous les quartiers. Vous allez découvrir notre culture traditionnelle… Vous pourrez profiter des plus belles boutiques et des meilleurs restaurants, dans la ville qui compte le plus d’étoiles Michelin au monde. Tout cela, réuni dans un paysage urbain futuriste. Le quartier d’Odaiba, où je travaille, est le centre de notre vision pour des Jeux parfaitement intégrés au centre-ville… les premiers Jeux en plein cœur d’une métropole… Pour que la culture et le sport s’unissent de manière unique. Des parcours pour les fans, des live sites et des animations ouvertes à tous relieront les nombreux sites des Jeux… Créant une ambiance incroyable… et laissant à tous les visiteurs, des souvenirs pour la vie…

滝川クリステルさんのプレゼンテーション 英語全文

We will offer you a unique welcome. In Japanese, I can describe it in one unique word: omotenashi. It means a spirit of selfless hospitality… One that dates back to our ancestors… Yet is ingrained in Japan’s ultra-modern culture. ‘Omotenashi’ explains why Japanese people take care of each other… and our guests… so well. Let me give you just one example. If you lose something, you will almost certainly get it back. Even cash. In fact, last year, more than 30 million US dollars in lost cash was handed in to Tokyo police. Tokyo is the safest city in the world, according to a recent survey of 75,000 global travellers. They also voted Tokyo number one for: • best public transport • cleanest streets ….and even the friendliest taxi drivers. In every district, you will see these assets. Traditional eastern culture And the best in western shopping and restaurants, in the city with the biggest number of Michelin Stars in the world … All combined in a futuristic cityscape. The Odaiba district, where I work, is the heart of our vision for the first-ever ‘downtown’ Games… Fully integrated with the city-centre… so that culture, life and sport come together in a unique way. Fan trails… live sites… and non-ticketed events will link many venues… creating an incredible atmosphere… and providing every visitor with memories to last a lifetime.

オリンピックの開会式で参加国が入場するときにも、フランス語、英語の順で読み上げられます。

国際連合の公用語は、英語・フランス語・ロシア語・中国語・スペイン語・アラビア語・の6言語ですが、実際に作業言語として使われているのは、英語とフランス語の2言語です。

このように国際的に見て影響力の強い言語であることを考えると、フランス語を学ぶことには大きなメリットがあると言えます。

特に、将来、グローバルに活躍したいと考えている方にとって、フランス語学習は有利に働くでしょう。

2.フランス語学習では、それまでに学んできた英語の知識が活かせる。

フランス語学習を始めると気づくことですが、フランス語と英語には、共通する単語が多くあります。

なぜ共通する単語が多いのでしょうか。

それには歴史的背景が関係しています。

11世紀のノルマン征服により、イギリスでフランス語が公用語になった時期がありました。

この時期にフランス語から英語への借用が生じました。

その数は何と1万語以上と言われています。(参考:Wikipediaフランス語から英語への借用)

幾つか具体例を挙げてみましょう。

花は、英語で“flower”ですが、フランス語では≪fleur≫となります。

政府は、英語で“government“ですが、フランス語では≪gouvernement≫です。

招待は、英語で“invitation”ですが、フランス語では≪invitation≫となります。

発音には違いがあるとはいえ、スペリングが同じ、あるいは非常に似ている単語が多くあります。

言語学習では、単語をたくさん暗記することが重要になってきますので、共通する単語が多いというのは大きな利点になると言えます。

ほとんどの方は、大学に入学して初めてフランス語に触れることになるでしょう。

しかし、英語はどうでしょうか。

大抵の場合、小学校、中学校、高校と英語を学習しているはずです。

こうして学んできた英語の知識を活かすことができるというのは、魅力の一つではないでしょうか。

まとめ

この記事では、大学で選択する第二外国語として、フランス語をお勧めする理由をご紹介しました。

フランス語は、国際機関の多くで公用語として使われており、世界でも強い影響力を持つ言語です。

また、今までに学んだ英語を活かせるという点も見逃せません。

第二外国語としてフランス語を学ぶことで、あなたの世界は確実に広がるでしょう。

大学の第二外国語の選択に悩んでいるという方は、ぜひフランス語を選択肢に入れてみてください。

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