※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。
リリー・コリンズが主演を務めるNetflixドラマ『エミリー、パリへ行く』は、鮮やかな映像や美しいパリのロケーション、魅力的なキャラクターたちが特徴的な作品です。
フランスの文化やファッション、食事、恋愛にまつわるストーリーが、軽快なテンポで展開されていて、思わずエミリーの成長と彼女が巻き起こす騒動に引き込まれますね。
第6話のように、エミリーに新たな恋は訪れるのか…
『エミリー、パリに行く』シーズン1第6話「平凡な女」のあらすじとネタバレ
この記事では、『エミリー、パリへ行く』のシーズン1第7話「フランス流の結末(French Ending)」のあらすじとネタバレをご紹介します。
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シーズン1第7話「フランス流の結末(French Ending)」のあらすじとネタバレ
高級時計フルティエ(Fourtier)のパーティーで、司会を担当するアメリカ人女優ブルックリン・クラーク(Brooklyn Clark)の世話役を頼まれたエミリーは、「パーティーへ着ていく服がない」と言う彼女に、ピエール・カドーのドレスを勧める。
ブルックリンがピエールの衣装を試着している間に、マチュー・カドー(Mathieu Cadault)(ピエールの甥)に出会い、彼は自身がSNS関係の責任者であるとエミリーに告げる。
マチューはSNSでの宣伝には消極的な態度を示すが、若い消費者にアピールする狙いで、エミリーに1ヶ月間のお試し期間をもうけることにする。
ありきたりではなく「印象的であること」が投稿条件だ、と言われたエミリーは、どのような写真をアップするか悩んでいた。
一方ガブリエルは、レストランのオーナーから店を譲り受けられることになったのだが、店を買うお金がない。
ガールフレンドのカミーユの家族が資金援助すると申し出るものの、ガブリエルは誰からも援助を受けたくないため、2人の関係がギクシャクし始めていた……
エミリーはミンディ、カミーユ、ガブリエルをフルティエのパーティーに招待するが、女子2人は予定が合わず、ガブリエルだけが来ることに。
パーティーはうまくいったものの、酔っ払ったブルックリンが、借りていたフルティエの時計(200万ユーロ相当)を身につけたまま姿を消してしまう。
そしてブルックリンを探すために訪れたクラブで、ガブリエルとエミリーはいい感じになり、再びキスをしてしまう。
最終的に、ホテルで見知らぬ外国人とベッドの中にいるブルックリンを発見し、時計を取り戻すことには成功したエミリー。
その際、床に脱ぎ捨てられていたピエール・カドーのドレスを、落ちていたタバコの吸い殻やハイヒールなどと一緒に写真に撮り、インスタグラムに投稿。
翌日、その写真には20万“いいね!”がつけられ、マチューからも「エミリーのおかげでピエール・カドーがセクシーさを取り戻した」と喜びのDMが届く。
ハッピーエンドは好きじゃない!フランス流の結末とは?
シーズン1第7話の中で、同僚のリューク(Luc)がエミリーにこんな話をします。
「アメリカのラブコメディは嘘くさい。フランス流の悲劇的で現実的な結末の方がいい。」
エミリーが、「ハッピーエンドは希望が持てる。映画で現実逃避したくない?」と聞くと、さらに彼は「現実逃避ができると思うことが問題。現実からは逃げられない。」と答えます。
シーズン1第7話では、そんなフランス流の結末を迎えた2組のカップルがいました。
シルヴィーとアントワーヌの結末
シルヴィーとアントワーヌの2人は、週末に極秘でカリブ海への旅行を計画していました。
しかし、アントワーヌの秘書がアントワーヌの妻に、誤ってホテルの予約票のコピーを渡してしまったため、2人の計画が台無しになってしまいます。
しかも妻は、アントワーヌが自分へのサプライズ旅行を計画してくれたのだと勘違いし、シルヴィーや皆がいる前で自慢げにその話を始めたのです。
ショックを隠しきれないシルヴィーに、エミリーが「アントワーヌといて幸せか」と問うと、「誰もが常に幸せだと思う?私は誰とも100%の関係は望んでいないし、結婚していても100%の関係なんてありえない。そんなのおとぎ話よ。」と答えます。
「愛の国」フランスならではの回答なのかもしれませんね。
「結婚していても100%の関係なんてありえない。」
もちろん不倫には同意できませんが、確かにコミットされた関係でも傷つけ合うこともあり、幸せのカタチは人それぞれです。
客観的に見てハッピーエンドでなくても、その人にとってベストな関係が、本当の幸せになるのでしょう。
… そしてもう1組。
エミリーとガブリエルの結末
白馬に乗った王子のように、白いスクーターに乗ったガブリエルが、ホテルから出てくるエミリーを待っていました。
ガブリエルはエミリーを家まで送ると言い、「お腹が空いているなら、モンマルトルでクレープを食べて一緒に日の出を見よう」と誘います。
しかしそれに対しエミリーは「私はクレープを誰かとシェアするのはイヤ。全部欲しいの。」と、ガブリエルとの関係をクレープに例えながら、100%の関係をうったえます。
そして「もう会うのはやめた方がいい」とガブリエルに言い、タクシーに乗って1人で帰宅…
エミリーはハッピーエンドではなく、フランス流の結末を選ぶことになりました。
シルヴィーもエミリーも、“2番目の女”という共通の立場にあるのですが、2人のとらえ方は正反対。
シルヴィーはそれを望んで今の関係にあるいっぽうで、エミリーはまったく望んでいないからです。
エミリーは今の関係を「誰も幸せにはなれない」と考え、ガブリエルとの関係についてフランス流の結末を選びつつも、ハッピーエンドを求め彼への思いを断ち切ろうとします。
まとめ
『エミリー、パリへ行く』シーズン1第7話のあらすじとネタバレを紹介しました。
私は日本人だからなのか、「フランス流の結末」はなんだか気持ちがスッキリしません。
誰もがハッピーエンドを迎える恋愛をして欲しいと思うのですが、フランス人は悲劇的な結末をも、「それも人生」と受け入れるようですね。
確かにフランス映画の恋愛ものには、なんだか暗い感じの作品が多い印象です。
個人的には「このシーン、要る?」と思ってしまうのですが……
さてさて、今回こそエミリーはガブリエルへの気持ちを諦めることができるのでしょうか!?
続きは第8話で!
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フランス文学部出身|DELF B2、仏検準一級
仏検準1級にはフランス語を勉強し始めて2年で合格。
大学卒業後はワイン商社でフランス産ワインを担当。
嫌なことは寝て忘れるオプティミスト。
好きなことや将来の夢などについては、詳しいプロフィールでご紹介しています。