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フランス語学習のためにフランス映画を観ている、という人は多いのではないでしょうか。
机に向かってただひたすら読んだり書いたりするよりも、ストーリーを楽しみながらフランス語を学べる映画鑑賞の方が飽きずに続けられそうですよね。
でも、ただフランス語映画をぼーっと観ているだけでは、もちろん何の勉強にもなりません。
この記事では、「映画をどのように活用すればフランス語習得に役立てられるのか?」おすすめの効果的な活用ポイントを4つご紹介します。
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フランス語映画を使ったおすすめの勉強方法とは?
フランス語映画を勉強ツールとして活用する場合、次の4つのポイントを抑えておくと、単に映画を鑑賞するより高い学習効果が期待できます。
3種類の字幕設定すべてを活用する方法
まず重要なのが「字幕」の活用方法です。
フランス語映画の場合、大抵の映画は下記の3種類に設定することができるはずです。
- 日本語字幕
- フランス語字幕
- 字幕なし
フランス語映画を勉強ツールとして活用する場合、1番最初は「音声:フランス語、字幕:日本語」に設定して観てみましょう。
1回目は、フランス語に集中するのではなく、日本語字幕も見ながら、登場人物が話している内容を理解することに努めます。
2回目は「音声:フランス語、字幕:フランス語」に設定し、フランス語を聞き取ることに集中します。
1回目の鑑賞で内容が分かっている分、フランス語でのリスニングもしやすくなっているはずです。
聞き取れなかった部分は、フランス語字幕を見ながら確認していきます。
何度もこれを繰り返し、分かるようになってきたら、最後に字幕なしで鑑賞し、自分がどれくらい聞き取れるようになっているか試してみましょう。
教材用映画の選択方法
せっかく映画を使って勉強するのに、全く興味のない内容の映画を選択してしまうと、ストーリーを楽しむことも、勉強する気にもなれませんよね。利用する映画は、自分の勉強したい内容とレベルに合ったものを選択するようにしましょう。
例えば、お付き合いしているフランス人との会話を勉強したいのであればラブストーリーを、フランス人の友達との日常会話を勉強したいならコメディや学園ものを選択すると良いでしょう。
当時、自分が妊娠したと知った時、健診の際に病院で使う専門用語が理解できないのではないかと不安がありました。
その時、Netflixで妊娠・出産系の映画やドラマを探し、気に入ったものを見つけて何度も何度も繰り返し観て、使えるであろう単語や言い回しを覚え、実際に使っていました。
そのおかげで、その後の健診や出産時、入院時に不自由することはありませんでした。
映画でのフランス語学習は、実際に映像で人々の会話を見ることができるので、どのようなシチュエーションでその言葉が使われているかなども正確にわかるのが良い点です。
知識を増やす上で、歴史もの、政治ものなどの分野の映画を選択するのも良いですが、戦争ものなんかを見ていても、友達との会話力はあまり身につかないので注意しましょう。
何度も何度も同じ映画を繰り返し観る
一度見るだけでは、ただの映画鑑賞です。
それではフランス語は頭に入らないので、何度も何度も同じ映画を見て、セリフやシチュエーションまで暗記してしまいましょう。
もちろん全て暗記はできないので、日常的に自分が使ってみたいセリフなどをいくつかピクアップして覚えるのがオススメです。
何度も観ていると、もちろん飽きてきてしまいますので、特にお気に入りの映画で実践するようにしましょう。
お気に入りの登場人物になりきる
例えば、英語学習者でよく聞くのが、『SEX AND THE CITY』のキャリーに憧れて、キャリーの話し方・セリフを真似するというものです。
母国語ではない言葉を話している時の自分は、演技をしているみたいだと感じることはありませんか?
リアクションの仕方や言い回しなど、言葉が変わると日本語とは全く別物になることが多いので、私はフランス語や英語を話している時の自分は女優だと思っています(笑)
映画はリスニング学習教材としては簡単?
ネイティブが普段話すスピードの訛りやスラングも聞き取る必要があるためです。
字幕を見ながらでも、ネイティブのスピードについていくのは至難の技であると言えるため、ある程度のフランス語の知識がない学習者には、「リスニング教材としての使用」は個人的にはあまりオススメしません。
中級~上級以上のレベルになってから取り組むのが良いでしょう。
なお、試験対策などの専門的な学習には、映画よりは参考書に付随しているCDなどを使ってリスニング対策する方が、試験対策には効果的です。
まとめ
フランス語映画をリスニング学習教材として利用する際の、オススメの勉強法を4つご紹介しました。フランス語中級~上級者には、机に向かっての勉強に疲れたら、気分転換に映画を使ったフランス語勉強法も取り入れてみるのもおすすめです。
フランス文学部出身|DELF B2、仏検準一級
仏検準1級にはフランス語を勉強し始めて2年で合格。
大学卒業後はワイン商社でフランス産ワインを担当。
嫌なことは寝て忘れるオプティミスト。
好きなことや将来の夢などについては、詳しいプロフィールでご紹介しています。