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世界が終わることを知った時、あなたは何をしますか?
感染病、異常気象、戦争……
2022年現在、人類は次から次へといろいろな問題が突きつけられ、いつ何が起こってもおかしくないという不安な空気が世界中に漂っています。
これからどうして生きていけばいいんだろう、と悩んでいる方にぜひ見ていただきたいのが、フランス映画『世界の最後の日々(原題:Les Derniers Jours du monde)』です!
この記事でご紹介させていただく映画『世界の最後の日々』のテーマは、「10日後に世界が終わるとしたら、あなたは何をしますか?」。
そんな絶望的な世界で、「愛」を求めてフランス・スペインを駆け回る主人公を演じたのがマチュー・アマルリック(Mathieu Amalric)。
フランスで大ヒットし日本でも公開された映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』でも、イってるうつ病中年を見事に演じています!
映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』のあらすじと、豪華キャストのご紹介!
脇を固めているのが、カリン・ヴィアール(Karin Viard)と『奇人たちの晩餐』にも出演していたベテラン女優のカトリーヌ・フロ(Catherine Frot)。
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それでは早速、映画『世界の最後の日々』のあらすじと、世界が終わる前に一度は行ってみたい本作品のロケ地をご紹介します。
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世界最後の日は愛する人と一緒にいたい!映画『世界の最後の日々』のあらすじ
7月4日水曜日。
暗い部屋で目をパチパチとさせ、ゆっくり起き上がるロバンサン(Robinson)。
「灰」が街中に充満していないのを見計らって、「あること」を記録するためのノートを求めて雑貨屋さんにそそくさと足を運びます。
その「あること」とは、リティシア(Laëtitia)と過ごした日々のこと。
1年前、妻と子どもと一緒に夏のバカンスを過ごすために訪れた、スペインとの国境に近い海辺の町ビアリッツ(Biarritz)。
さんさんと太陽が照りつける中、海辺で妻とくつろいでいたロバンサンは、真っ白いワンピースを着たスッと背の高い女性にパッと目が止まりました。
白いワンピースの女性が忘れられないロバンサンは、その日から夜な夜なカフェバーのテラスでお酒を飲みながら彼女の姿を探す日が続きます。
そしてある夜、再開した二人は交わす言葉もないまま結ばれるのです……
そんな彼女との思い出を、カフェのテラスでカリカリとノートに書き記していると、先ほど立ち寄った雑貨屋の店主オンブリンヌ(Ombeline)が声をかけてきました。
他愛のない話をしていた二人に、突然しんしんと「灰」が降り始めるのです。
「灰」から逃げるようにカフェ店内に入ると、全ての生物を滅ぼしてしまう汚染物が海に流れ出したこと、核爆弾が打ち込まれたことなど、淡々と「最悪のニュース」がテレビから流れていました。
もうすぐで「世界が終わってしまう」という空気の中、最後の日までに愛する人と再会したいという思いから、ロバンサンは白いワンピースの女性「レティシア」を追い求めて動き出したのですが……
世界が終わる前に一度は行ってみたい本作品のロケ地をご紹介
レティシアを探し求めて、フランスのバスク地方からパリまで移動するロバンサン。
彼が訪れた街はどこもとっても魅力的です!
ここでは、世界が終わる前に一度は行ってみたい、映画『世界の最後の日々』のロケ地をご紹介します。
ビアリッツ(Biarritz)
ロバンサンの両親が残したアパートがあるため家族で毎年ヴァカンスを過ごし、レティシアと出会った町、ビアリッツ。
スペインに隣接しているヌーヴェル=アキテーヌ地域圏 (Nouvelle-Aquitaine)に位置しています。
パリからは飛行機で約1時間半、TGVで5時間。
美味しい魚介類、充実したタラソテラピー施設の数々、そして美しい町並みに心も体も満たされること間違いなしです。
フランス旅行で時間に余裕がある方は、ぜひ一度は訪れてみてください。
パンプローナ(Pamplona)
雑貨屋の店主オンブリンヌと再会し、牛追い祭りに参加するロバンサン。
このシーンのロケ地は、ビアリッツから車で2時間弱に位置するスペインのナバーラ州内にある基礎自治体パンプローナ。
牛追い祭りが行われるサン・フェルミン祭(Fêtes de San Fermín)は、毎年7月6日から14日の間に行われるキリスト・カトリックのお祭りです。
トゥールーズ(Toulouse)
オンブリンヌが命を絶ち、妻と完全に決別し、レティシアと再会するトゥールーズは、ロバンサンにとって運命の場所。
TGVでパリから5時間のトゥールーズはオクシタニー地域圏に位置し、赤レンガの街並みが特徴。
パリ、マルセイユ、リヨンに次ぐフランスで4番目に人口が多い都市で、なんと航空・宇宙産業の中心地として知られています!
まとめ
世界が終わる10日前の男女の姿を描いた映画『世界の最後の日々』。
嘆き悲しむのか?と思いきや、なんと登場人物全員が「愛し愛されて最後の日を過ごす」ために悪戦苦闘する姿を描いています!
劇中は日常的な会話が中心なので、フランス語を習い始めたばかりの方にもおすすめです。
130分の本編で、この記事でもご紹介した、ビアリッツ、パンプローナ、トゥールーズの他にも、台湾で撮影した日本風の街、そして世界最後の日のパリの美しい姿が映し出されています。
フレンチテイストの地球滅亡映画『世界の最後の日々』は、大人が楽しめるファンタジー作品です!
フランス・パリ在住の、気分は二十歳の双子座。
趣味はヨーロッパ圏内を愛犬と散歩することと、カフェテラスでのイケメンウォッチング。
パリ市内の美術館ではルーブル美術館、オルセー美術館とポンピドーセンターがお気に入り!
好きな映画は70代80年代のフレンチ・コメディ。
オススメや好きな作品は詳しいプロフィールで紹介しています。