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フランスに旅行した時の楽しみの一つがショッピング!
そんな方も多いかと思いますが、フランス語が分からないとデパートでなかなかお目当ての商品を探すことが出来ず、貴重な時間をロスしてしまいかねません。
高いお金を払って旅行しているわけですから、文字通り「時は金なり」です。
この記事では、フランスのデパートで目的の売り場に直行できるように、デパートのフロア構造をご紹介するとともに、フロアマップを見てもわからない時に使えるフランス語のフレーズをお伝えします。
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フランスのデパートのフロアマップ(Plan du magasin)
フランスのデパートのフロア構造を、ギャラリー・ラファイエット・トゥールーズ(Galeries Lafayette Toulouse)を例としてご紹介します。
まず気をつけなければならないのが、階数の表示です。
フランスでは日本の1Fにあたるフロアをレ・ドゥ・ショセ(Rez-de-chaussée)と呼び「0」と表示されます。
日本の2Fにあたるフロアがフランスの1Fとなりますので、混乱しないように注意が必要です。
6 | レストラン(Restaurant) |
5 | 子供衣料品(Mode Enfant) ベビールーム(Change Bébé) |
4 | 男性衣料品(Mode Homme) 革製品(Maroquinerie) 靴(Chaussures) |
3 | 男性衣料品(Mode Homme) ファッション小物類(Accessoires) お手洗い(Toilettes) |
2 | 女性衣料品(Mode Femme) |
1 | 女性衣料品(Mode Femme) 下着やパジャマ等(Lingerie) |
0 | ファッション・小物類(Accessoires) 化粧品(Beauté) アクセサリー(Bijouterie) 時計(Horlogerie) |
-1 | AMPMの装飾品(AMPM Décoration) バッグ(Bagages) 靴(Chaussures) タイツ・ストッキングなど(Le Collant) サービスカウンター(Espace Service) |
フロアマップは基本的に冠詞なしで表記されてしますが、「Le Collant」のみ、定冠詞「Le」がついています。
なぜか気になるところですが、これはタイツやストッキングがLingerieの一部だということを特定しているためです。
フランス語の「革製品」が「Maroquinerie」と呼ばれる理由と語源とは
フロアマップで使われている単語は、なんとなく分かるものも多いかと思いますが、間違えやすい単語や分かりにくい単語があります。
例えば、「Maroquinerie」が「皮革製品」だとすぐに分かる人は多くないでしょう。
「Maroquinerie」は「モロッコ革(ヤギや羊のなめし革)」を意味する「maroquin」に由来する単語で、「モロッコ革製造」や「モロッコ革製品」の他に、「革製品(全般)」を指します。
モロッコの革のなめし技術は秀逸だったため、「maroquin」は口語フランス語では「大臣が持つモロッコ革の折かばん」を意味し、「obtenir un maroquin」は「大臣になる」を意味するほどです。
ちなみに、「モロッコの」を意味する形容詞「marocain」や「モロッコ人」を意味する名詞「Marocain」とは発音は同じですが、スペルが違うので注意が必要です。
フランス語で「アクセサリー」は「Accessoire」はではない!
フランス語の「accessoire」は、名詞では「アクセサリー」の意味もありますが、ブレスレットや指輪などを指す「アクセサリー」とは異なり、主に「付属品」や「小物」を指します。「accessoire」には名詞と同じスペルの形容詞があり、「付属的な、付随」と「二次的な、副次的な」という意味となり、宝石や指輪のイメージはありません。
装身具としての「アクセサリー」は、フランス語では「bijouterie」と言い、「装身具、アクセサリー」を意味する名詞の「bijou」に由来します。
いわゆるアクセサリーは「Accessoires」の売り場では見つかりませんので、指輪やイヤリングなどのアクセサリーが欲しい場合は「Bijouterie」を目指しましょう。
フロアマップを見てもお目当ての売り場がわからない時に使えるフランス語フレーズ
デパートのレ・ドゥ・ショセ(日本の1階)には、大抵インフォメーションがあります。
フロアマップを見ても欲しい物の売り場がわからない時は、インフォメーションで欲しい物を伝えて売り場の場所を教えてもらいましょう。
お目当てのブランドがある場合の聞き方をご紹介します。
「カナダグース」の売り場を知りたい時の例文:
Cliente:「Bonjour Madame, où se trouve le rayon de la marque Canada Goose s’il vous plaît? 」
客:「女性用のダウンジャケットを探しています」
Cliente:「Je cherche une doudoune pour femme」
インフォメーション:「こんにちはマダム、2Fです」
Réceptionniste:「Bonjour Madame, c’est au 2ème étage」
客:「ありがとうございます。素敵な午後をお過ごしください、さようなら」
Cliente:「Merci Madame, bon après-midi, au revoir」
インフォメーション:「ありがとうございます。素敵な午後をお過ごしください、さようなら」
Réceptionniste:「Merci, bon après-midi à vous aussi, au revoir」
日本ではインフォメーションで尋ねる時、「すみません」と声をかけがちですが、フランスでは「こんにちは」と挨拶しましょう。
フランスを代表するデパート「Galeries Lafayette」とは
ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)は有名なアパレルブランドのブティックが集まったフランスの百貨店です。
日本の三越伊勢丹などを想像して頂くとそのイメージができるかと思います。
フランスへ訪れた際には、トレンド感いっぱいの百貨店へ出かけてみませんか?
日本の流行とは異なるフランス人の好みを肌で感じることができると思います。
特に年末へ向けてのディスプレイ『Le Voyage de Noël』は賑やかです。
2020年の冬は新型コロナウイルスの影響で、制限がある状態ですが、『Le Voyage de Noël』の異国情緒あふれる明るいディスプレイは、憂鬱な気分をほんの少し軽減してくれる気がします。
旅行先で効率的にショッピングするコツ
旅行先での時間は貴重です。
現地での1分1秒には高い航空券や宿泊費などのコストがかかっていますので、出来ることなら無駄にしたくないですよね。
現地で効率的にショッピングするには、事前準備が重要なポイントになります。
当日フロアマップの前でどこに行けばよいか悩まなくて済むように、日本にいる時からネットで事前に売り場の場所を調べておきましょう。
ギャラリー・ラファイエット・トゥールーズであれば、下記のURLからお目当てのブランドの売り場を調べることが出来ます。
ギャラリー・ラファイエット・トゥールーズのホームページで目当てのブランドの売り場を調べる方法
1:ギャラリー・ラファイエットの全てのブランドを見る(Voir toutes les marques du magasin Galeries Lafayette)の検索(S’Y RENDRE)より探します。
2:トゥールーズのギャラリー・ラファイエット内の全てのブランドが表示されます。
3:カナダグースを探します。
Canada Gooseをクリックすると、「Femme – Vêtements - Magasin principal – Étage 2」と表示され、女性用は主に2Fに商品があることが分かります。
ちなみに2020年12月に実際にお店へ行ってみたところ、1Fにも一部置いてありました。
ホームページの情報が最新であるとは限りませんので注意が必要ですが、参考になると思いますので、お目当てが決まっている場合は事前にチェックしておくのがおすすめです。