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仏検合格やフランス語での大学受験合格を目指して努力をしている人の中には、筆記試験対策に悩んでいるという人もいるのではないでしょうか。
仏検にしろ大学受験にしろ、合格のためには筆記試験の長文読解で高得点を取ることは非常に大切です。
しかし、リーディングの勉強方法のポイントがわからないという人もいるかもしれませんね。
ここではリーディングの重要かつ効率的な勉強方法である『多読』についてご紹介します。
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リーディング力を高めるのに効果的な勉強方法は『多読』!
筆記試験では、フランス語の長文をいかに早く読み解けるかが鍵になります。
実は、リーディングの問題を解くためには、出題されている問題文全文を一字一句翻訳して理解する必要はありません。
問題となっている箇所をしっかり理解できれば回答できる問題も多いので、問題と関係ない箇所を流し読みするテクニックを身につけることは、時間との戦いとなる試験において、とても重要です。
そのテクニックを習得するための勉強法として効果があるのが、『多読』です。
フランス語のリーディング力を高める多読とは?
多読とは、フランス語に慣れ親しむための読み方の手法の1つです。
一般的な仏文読解の授業では、仏文の文法構造をきっちり分解して理解し、一字一句の単語に和訳をつけながら、丁寧に翻訳しながら読み勧めることが多いでしょう。
しかし多読の勉強方法は全く異なります。
多読は、仏文をたくさん読むトレーニングで、その目的は文法構造をしっかり理解することでも、単語を全て訳せるようになることでもありません。
多読の目的は、仏文をスラスラとテンポよく読めるようになることです。
仏文を多く読むと仏文に慣れるので、フランス語の文章を読むスピードが格段に早くなります。
結果、試験問題の全体像を素早く理解できるようになり、問題で問われている重要な箇所をピンポイントで見つけることができるようになるのです。
長文読解の勉強の本の選び方とは?自分の好きな本を選んで良い?
仏検合格ためにリーディングを勉強したいと思うのであれば、それなりのレベルのものが理解できる必要があります。
リーディングの勉強するために、リーディング専用の参考書などを買ってみたり、仏字新聞などを読み漁ってみたり、という人もいるのではないでしょうか?
仏字新聞を読むのも時事単語を覚えるためには有益ですが、多読のためには、もう少し簡単で好きな本を読んだほうが効率的です。
しかし多読のための本では、受験しようと思うレベルの単語が頻発する本を選ぶのはやめましょう。
むしろ、90%くらいは辞書を引かずに分かるレベルの本を選ぶのがベターです。
既に内容を知っているもの、自分が好きなものから読み始め、とにかく多くの文献を読むことが大切で、単語の勉強が目的ではないためです。(単語の暗記は、別に集中してやったほうが効果的です)
多読では、スラスラ読めるレベルの本を選び、仏文を読む「リズムを身につける」ことに集中しましょう。
リーディング力を上げるなら仏文は翻訳するのではなく読み飛ばす
フランス語の本を読んでいると、どうしても意味がわからない単語が出てきてしまいますよ。
もちろん、知らない単語や熟語調べてオリジナル単語帳にメモする事は大切です。
しかし多読では、あまり深くこだわらずにわからない単語はわからないまま読み進めていくことが大切です。
子供の頃は、日本語の本を読んでも100%理解しながら読んでいる、ということはありませんよね。
漢字がよく読めなかったり、熟語の意味がわからなかったりしながらも、とりあえず読み進めていった経験がある人も多いのではないでしょうか。
それと同じで良いのです。
母国語でもそうなのですから、外国語はなおさらです。
わからない箇所にはあまりこだわらず、とにかく読み勧めるのが多読の重要ポイントです。
仏文読解の勉強には既に知っているストーリーがおすすめ
リーディングに自信をつけるためには、既に内容を知っている児童向けの本を選ぶのが良いでしょう。
フランコフォンの子供がフランス語を学ぶのに使われる絵本や児童書は、ノンネイティブの日本人がフランス語を学ぶのにも有用です。
どんなレベルでも良いので、最初は好きな本から挑戦し、フランス語で一冊読み切ったという自信を付けるのがなによりも大事です。
例えば、『星の王子さま』が好きならば『星の王子さま』を原文で読むというのも良いでしょう。
フランス語の本を本屋で買わずに手に入れる方法とは?図書館の活用法
最近はフランス語の文献を本屋で目にする機会が増えましたが、それでも日本では自分の好みのフランス語の本を手に入れるのはなかなか難しいことです。
もちろん本屋さんで購入することもできますが、1冊1冊にお金をかけてしまえば、多くの本を読むことができなくなってしまいます。
多読では多くの本を読むことが大事ですので、できるだけお金をかけずに多読ができる方法を考える必要があります。
そこでおすすめなのが日仏会館図書室です。
日仏会館図書室では、フランス語の資料が数多く一般に公開されていて、資料の閲覧は誰でも自由にできます。
借りるためには日仏会館図書室会員に登録する必要がありますが、年会費 2,000円(登録日より1年間)がかかります。
県立図書館や市民図書館でフランス語の本を借りることができるところもあるようですが、まだ英語の本程は充実していないでしょう。
大学の図書館も、大学によっては学外の人にも貸し出しを許可しているところがありますから、調べてみると良いでしょう。
大学の図書館には実に様々なジャンルの本が置かれていますので、興味のある本を見つけられる可能性が高まります。
フランス語の勉強はインターネットを使えば無料!タダで読める仏字新聞
1番簡単にフランス語の文献を読める方法と言えば、やはりインターネットです。
インターネットならば仏字新聞なども簡単に読むことができますし、海外のウェブサイトを見るだけでもフランス語力を高めることができます。
フランス語で何か読みたい、けれど新聞は難しい、ということであれば、ウィキペディアをフランス語で読んでみてはいかがでしょうか。
ウィキペディアで好きな単語を検索し、言語をフランス語にすればその単語の意味をフランス語で読むことが可能です。
既に知っている単語をフランス語で読むわけですから、意味も理解しやすいですし、同義語を増やすのにも役立ちます。
まとめ
仏検や大学入試の筆記試験対策としてリーディング力をつけるためには、ハイレベルなものから始めるのではなく、簡単なところから始めて自信をつけることが重要です。
スラスラと仏文を読むリズムを身に付けるためには多読の勉強法が効果的です。
好きなジャンルの本、知っている内容の本、あるいは好きな雑誌を用いて、とにかく多くの量を読み込めるようにしましょう。
日仏会館図書室やインターネットを上手に活用すれば、安価にフランス語の文献を読むことができますので、どんどん活用して多読するのが合格への近道です!