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思いがけず決まったエミリーのパリ勤務ですが、意地悪な同僚たちの登場で順風満帆とは言えない展開に。
異国の地で孤独なエミリーは、このピンチにどう立ち向かっていくのでしょうか?
この記事では、Netflixオリジナルドラマ『エミリー、パリへ行く』の第2話のあらすじとネタバレをご紹介します。
まだ観ていない方はネタバレを含みますのでご注意くださいね!
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『エミリー、パリへ行く』第2話「男性名詞と女性名詞(Masculin Féminin)」のあらすじとネタバレ
『エミリー、パリへ行く』第2話のあらすじとネタバレを読む前に、第1話の復習をしたい方は、下記の記事からお読みください。
Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く』の第1話のあらすじとネタバレ
Maison Lavauxの香水『De L’Heure』のプロモーションパーティーに出席したエミリー。
オーナーのアントワーヌに気に入られ高く評価されるも、それが気に入らない上司のシルヴィーは、エミリーに彼との仕事を任せてくれない。
さらに同僚から「シルヴィーはアントワーヌの愛人だ」と聞かされ困惑するも、同時にアントワーヌからエミリーへの誘惑も始まる。
代わりに任されたのが『Vaga-jeune』という商品のプロモーションだが、自身のインスタグラムに投稿をしたところ、思わぬ形でクライアントを大喜びさせる結果となる。
一方で、シカゴに残っていた恋人のダグは、エミリーに会いにパリを訪れる予定だったのだが、出発直前で怖気づく。
「遠距離恋愛はできない」と2人はあっさり破局してしまう。
さらに、パリで出会った友達のミンディーと訪れたレストランのシェフが、ガブリエルであると知る。
フランス語学習者の敵!女性名詞・男性名詞問題
フランス語学習者なら誰もが壁にぶち当たる女性名詞・男性名詞の分類ですが、ドラマ内でエミリーもかなり苦戦しています。
例えば、意地悪な同僚たちがエミリーを「La Plouc(田舎者)」と呼ぶのですが、エミリーは「なぜLe PloucではなくLa Ploucなの?」とシルヴィーに質問しています。
これは勿論エミリーが女性なので”La”となっているわけですが、さらにエミリーは「Vagin(膣)」という単語が男性名詞だということに気がつきます。
膣がなぜ男性名詞なのか疑問を呈したところ、シルヴィーは「女性が所有するものだけど男性が支配するものだからかしら?」と回答しています。
うーん…どうなのでしょう(笑)。
フランス語には、他にもなぜ?と疑問に思う名詞の性がたくさんあります。
例えば「maquillage(化粧)」「soutien-gorge(ブラジャー)」が男性名詞である一方、「cravate(ネクタイ)」は女性名詞だったりします。
男性女性の区別のない言語を話す私達からすると、名詞の性はかなり手強い相手になりますが、それも含めて「フランス語って面白い!」と思えるようになりたいですよね。
ドラマ内で使われているフランス語表現
第2話の中で使われているフランス語表現を2つご紹介します。
"Va te faire foutre!"の意味と使い方
同僚のジュリアンに「La Plouc」と呼ばれ、その仕返しにエミリーが翻訳アプリを使って"Va te faire foutre!"と言い放ちます。
英語で直訳すると"Go fuck yourself!"になりますが、日本語にはない表現で「くたばれ!」と意訳されることが多いです。
「faire」はみなさんもご存知の「〜をする」という、最もよく使われる動詞の一つです。
ここでは「se faire」なので、代名動詞になります。
英語の「yourself(あなた自身)」にあたる部分を、フランス語では代名動詞「se faire」を使って表現している違いがあるのは面白いですよね。
これでまたエミリーは嫌われてしまうのかと思いきや、ジュリアンはなんと"I think I like you!(見直したよ!)」!"と嬉しそうに答えるのです。
予想外の反撃に出たエミリーと、その行為に意外にも好印象を抱くフランス人たちが少し微笑ましいシーンです。
“si ~ que ~”の意味と使い方
同僚たちがレストランでエミリーの噂話をしているシーンです。
シルヴィー:“La fille!” (あの子!)
ポール:“Quoi la fille? Elle est si mauvaise que ça?” (あの子が何さ?そんなにダメかな?)
シルヴィー:“Elle est fatiguante…” (彼女にはウンザリよ…)
出典:Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く』
ポールが言った“Elle est si mauvaise que ça?”の文に注目してみましょう。
フランス語の“si”で一番よく知られているのは接続詞として訳す「もし」ではないでしょうか。
しかしポールが言ったフレーズの“si”は文中で用いられ、さらに“si ~ que ~”と続いています。
この場合の“si”は、副詞として用いられ、ここでは「そんなに〜」と訳します。
英語で直訳すると“She is not that bad”になり、“si ~ que ~”は「that」にあたります。
“que”は比較級の時に使われているのでお馴染みですよね。
同じように「〜より〜」と訳すニュアンスで考えて大丈夫です。
ここでの“si mauvaise que ça”の“ça”は「シルヴィーが思っていること(言っていること)」にあたり、「君が言うほど、そんなに悪い子かな?」といった意訳になります。
こちらの表現、よく使うので覚えておくととても便利ですよ。
まとめ
『エミリー、パリへ行く』第2話のあらすじとネタバレをご紹介しました。
第2話にして早々にシカゴの恋人と破局してしまうエミリーですが、ガブリエルとの出会いやアントワーヌからの誘惑もあり、これからの恋の行方が気になるところです。
仕事では、インスタグラムへの投稿がまさかの結果を呼び、ついに同僚からも一目置かれる存在となったのですが…このまま良い方向に進むのでしょうか?
友人のミンディーのセリフにもあるように、パリは世界で最もエキサイティングな街。
何が起こるか分かりません!
これからの展開に期待です。
Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く』第3話のあらすじ・ネタバレは下記の記事で紹介しています。
Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く』第3話のあらすじ・ネタバレと日常生活で使える万能フランス語フレーズ
フランス文学部出身|DELF B2、仏検準一級
仏検準1級にはフランス語を勉強し始めて2年で合格。
大学卒業後はワイン商社でフランス産ワインを担当。
嫌なことは寝て忘れるオプティミスト。
好きなことや将来の夢などについては、詳しいプロフィールでご紹介しています。