※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。
慶應義塾大学の通信課程ではフランス語を学ぶことができます。
通信課程への入学が許可されると、大学の計画に基づいて、次々にテキストが送られてきます。
最初の配本に『フランス語第一部』が入っています。
私はこの一冊にときめきを感じてテキストを開いてしまいました。
しかし、正直に言うと、全くの初心者の方に、この方法はお勧めしません。
独学の壁にぶつかる危険があります!
では、挫折せずに楽しくフランス語を学んでいくにはどうしたらよいか、ご紹介していきます。
まず、慶應義塾大学の通信課程におけるフランス語のカリキュラムとはどのようなものなのかを説明していきます。
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充実したフランス語学習のための環境
慶應義塾大学の通信課程では、充実したフランス語学習環境が準備されています。
大まかに分けると、テキストによる学習、一定期間通学して教室で直接授業を受けるスクーリング、インターネット配信による放送授業の3種類です。
それぞれのカリキュラムがどうなっているかをまとめてみました。
テキストによる学習
テキストは第一部から第四部まで4冊あります。
『フランス語第一部』では、入門から初めて基本的なフランス語文法を一通り学べるようになっています。
『フランス語第二部』は2章構成ですが、そのほとんどのページが会話文中心の第1章です。
ここでは、第一部で習得した文法表現を日常の生活でどのように使うことができるかを学んでいきます。
第2章では、フランス語の文章を読解するのに、不可欠な文法事項が説明されています。
『フランス語第三部』は、読んで勉強するテキストというよりも、読解の訓練のための読み物形式になっています。
2冊のテキストで習得した文法の知識を活用しながら、フランス語で書かれた文章を読み、日本語に訳していくのが課題です。
『フランス語第四部』は上級テキストになります。
さまざまなフランス語の文章を正確に読んで、理解することに加えて、自分の考えをフランス語で表現する力を身につけることが目的です。
かなり高度なフランス語運用能力の習得を目指していることがわかります。
スクーリング授業
スクーリングでは、「フランス語初級前期」、「フランス語初級後期」、「フランス語中級」、「フランス語上級」といった授業が開講されます。
「フランス語初級前期」は、「つづりと発音」から始まるので、初心者でも安心です。
ただ、かなりのスピードで授業が進むようなので、テキストの予習復習は必須です!
中級や上級のクラスでは、フランス語で書かれた文章をどんどん読んでいく授業が行われています。
放送授業
インターネット配信による放送授業も行われています。
放送授業を聴講し、レポートを提出、試験受験という流れで学んでいき、約1年間で履修します。
「放送フランス語(初級前期)」では、一年間で基本的な文法事項を学べるようになっています。
「放送フランス語(初級後期)」では、初級文法を活用して文章を読む力をつけていけるようになっています。
単位習得まで約一年間かかるのがポイントです。
無理のない予定で、じっくりとフランス語を身に着けたいという方に向いているといえるでしょう。
また、これらの放送授業は、スクーリングの単位に振り替えることができます。
それで、まとまった休みがとりにくい方、地方在住者の方には、こちらの放送授業がお勧めです。
全くの初心者が慶應義塾大学の通信課程でフランス語を学ぶお勧めモデル
慶應義塾大学の通信課程では、英語、フランス語、ドイツ語の中から1つ必修外国語を選ぶ必要があります。
必修外国語は、テキスト6単位、スクーリング2単位、計8単位の修得が求められています。
では、フランス語を選んだ場合、どのように学んでいくとよいでしょうか。
スクーリングに出席する時間の余裕のある方は、ぜひ夏期スクーリングで「フランス語初級前期」をとりましょう。
次に、まだ記憶が新しいうちに、「フランス語初級後期」を夜間スクーリングで履修するとよいでしょう。
初級前期、後期では同じテキストの前半、後半を学習します。
これで、一年間でフランス語の基本的な文法事項をしっかり学ぶことができます。
スクーリングでは、プロの指導を受けられるうえに、共にがんばる仲間を見つけることができるというメリットがあります。
まとまった期間の休みがとりにくい、スクーリングに出席するのが難しいという方には、「放送フランス語(初級前期)」がお勧めです。
「放送フランス語(初級前期)」では、一年間で基本的なフランス語の文法を学習できますので、スクーリングで「初級前期」「初級後期」を履修するのと同程度の効果があるでしょう。
続いて、「放送フランス語(初級後期)」を履修します。
このように、最初はスクーリングや放送授業で学び始めることで、その後のフランス語学習が変わってくるでしょう。
その後、『フランス語第一部』『フランス語第二部』のテキストに進み、基本的な文法事項を徹底的に復習していくようにすると、無理のない学習ができるでしょう。
『フランス語第三部』の学習が終われば、これで必修外国語の単位取得完了です。
まとめ
慶應義塾大学の通信課程におけるフランス語のカリキュラムと学習モデルを紹介しました。
「全くの初心者だけど、慶應義塾大学の通信課程で、フランス語をしっかり学んでみたい!」と思っている方に参考にしていただけたら幸いです。
「始めが大事」といいますが、どのような方法ではじめるのかよく考えてからとりかかるようにすると、フランス語学習を無理なく継続していくことができるでしょう。
慶應義塾大学文学部出身|英語教師・日本語教師
趣味は旅行とカフェでゆっくり過ごすこと。
座右の銘は「どの雲にも銀の裏地がついている」。
どんなに辛い状況でも、その先には明るい光が待っていると思うと「もう一歩先に進もう」と思えます。
フランス語を勉強し始めたきっかけについては、詳しいプロフィールでご紹介しています。