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最近、ステキな恋をしていますか?
「全然出会いがない!」「私はもう歳だから、恋人なんてできないかも」「生涯独身かもしれない……」と考えたことはありませんか?
そんな方に、ぜひ見ていただきたいのが、2006年のフランス映画『パリ、ジュテーム(Paris, je t'aime)』です!
映画『パリ、ジュテーム』は、世界を代表する18人の監督が、「パリ」と「恋愛」をテーマにメガホンを撮った短編オムニバス映画。
この記事では映画のあらすじと、ガイドブックには載っていないロケ地エリアをご紹介します!
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気づけば出会いが溢れている!映画『パリ、ジュテーム』のあらすじ
恋愛の街として世界に知られるパリは、「あなた次第」で、いつでもどこでも出会いがあります。
例えば、パリ北部の18区に位置するモンマルトル(Montmartre)は、かつてはピカソやゴッホ、ユトリロが住んでいました。
古い街並みを残したままのこのエリアは、年中観光客がドドっと押しかける、パリきっての人気観光スポットです。
反面、道路がキュッと狭く、路上の駐車場に空きがないことでパリジャンには不人気。
ある男は、路上駐車をするため、ブツブツ文句を言いながら空きを探して、同じエリアをぐるぐる走り回っていました。
やっと見つけた「隙間」に、パリジャンならではのテクニックで、前後の自動車を押しながら強引に駐車成功。
ふと、窓の外を見ていると、通りには幸せそうなカップルだらけ。
「見かけも悪くない、仕事だって頑張っている、性格も良いのに、なぜ自分はいつも一人なんだろう」とぐちぐち言っている男の前に、すっと一人の美しい女性が通り過ぎます。
一方、モンマルトルから南に下ったところにある5区のセーヌ川沿いでは、3人の若い男の子たちはワイワイ騒ぎながらナンパに挑戦していました。
声をかけても女の子たちに無視される中、フランソワ(François)は、ふと頭に被っているヒジャーブ(スカーフ)をなおしている、アラブ系の美しい少女に目を奪われてしまいます。
大きなカバンを抱えたその少女は、しばらくして歩き出すと石につまずいてバタっと倒れてしまいます。
すかさず、フランソワは彼女を助けて話しかけるのですが……
同じ頃、4区のマレ地区にあるリトグラフ工房に、マリアンヌ(Marianne)とガスパール(Gaspard)が訪れます。
ガスパールは、そこで技術者として黙々と働く青年に目を奪われます。
こうして、全く共通点のないパリに暮らしている人々が、何気ない日常生活を送る中で、自分たちの愛を見つけていくのでした。
意外と知らない?!映画のロケ地になったエリアをご紹介!
20区の中から、18の区を選んで撮影された映画『パリ、ジュテーム』。
パリを訪れたことがある人ならば、見覚えのある場所も多いのではないでしょうか?
ここでは、観光地としては有名ではないけど、ぜひ訪れてほしいロケ地エリアをご紹介します。
ヴィクトワール広場(Place des Victoires)
地下鉄の最寄駅:Palais-Royal - Musée du Louvre(1番線・7番線)、Bourse(3番線)、Les Halles(4番線)
本作品の8話目の舞台になる2区の「ヴィクトワール広場」。
パレ・ロワイヤル(Palais-Royal)の近くに位置し、中央には太陽王ルイ14世の騎馬像があるこの広場は、観光地としてはメジャーではありませんが、パリのパサージュ巡りには大変便利な場所です!
ヴィクトワール広場からは、パサージュ・ショワソル(Passage Choiseul)、ギャラリー・ヴィヴィエンヌ(Galerie Vivienne)、少し離れたところにパサージュ・パノラマ(Passage des Panoramas)、パサージュ・ジュフロワ(Passage Jouffroy)にアクセスできます!
モンソー公園(Parc Monceau)
地下鉄の最寄駅:Monceau(2番線)
本作品の10話目の舞台となる8区の「モンソー公園」は、高級住宅街の真ん中に位置し、19世紀に開園されて以来のパリジャンの憩いの場所です。
庭園内の植え込み内をよく見ると、20世紀を代表する彫刻家ヴェルレ(Verlet)のギ・ド・モーパッサン(Guy de Maupassant)や、フロマン=モーリス(Froment-Meurice)によるショパン(Chopin)の大理石の彫像が設置されています。
東洋美術専門のセルヌスキ美術館(Musée Cernuschi)や中国のお屋敷のようなパゴタ・パリ(Pagoda Paris)がモンソー公園に隣接しています。
18世紀のブルジョワの生活を垣間見ることができるジャックマール・アンドレ美術館(Musée Jacquemart-André)、シャンゼリゼ大通り(Avenue des Champs-Élysées)も近いことから、観光の合間の休憩・ピクニックに最適な公園です。
パリの14区
本作品の18話目の舞台になる「パリの14区」。
地下鉄13番線のペルネティ(Pernety)駅周辺は、失われつつあるパリの下町の雰囲気を残したエリアで、少しいくとカタコンブ(Catacombes de Paris)があります。
セルジュ・ゲンズブール(Serge Gainsbourg)、ジャンポール・サルトルとシモーヌ・ドゥ・ボーヴォワール(Jean-Paul Sartre、Simone De Beauvoir)、シャルル・ボードレール(Charles Baudelaire)などの多くの著名人が眠るモンパルナス墓地(Cimetière du Montparnasse)も観光スポットです。
モンパルナスエリアは、クレープ屋さんが多いことで有名ですが、小劇場がたくさん並んでおり、毎晩お芝居を楽しむことができます。
まとめ
パリ20区のうちの18の地区を舞台に、フランス人監督だけでなく、イギリス人、ドイツ人、スペイン人、日本人など、総勢18人の監督たちが参加した2006年のヒット作『パリ、ジュテーム』。
1話5分のオムニバス映画である本作品は、パリへの愛がいっぱい詰まった作品です。
半分以上が「英語」の作品なので、フランス語学習のためにみるというよりは、パリを楽しむための映画です。
11区の都市開発前のバスティーユが見たい人はこちら!『猫が行方不明』
フランス・パリ在住の、気分は二十歳の双子座。
趣味はヨーロッパ圏内を愛犬と散歩することと、カフェテラスでのイケメンウォッチング。
パリ市内の美術館ではルーブル美術館、オルセー美術館とポンピドーセンターがお気に入り!
好きな映画は70代80年代のフレンチ・コメディ。
オススメや好きな作品は詳しいプロフィールで紹介しています。