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こんにちは!アリスです。
慶應義塾大学の通信課程で学び始めて1年目のことです。
「フランス語」のテキストにときめきを感じた私は、フランス語学習を始めることにしました。
フランス語を独学して勉強していくうちに、いくつも壁にぶつかりましたが、今日はその1つである「発音の壁」とその壁を攻略する秘密をご紹介します。
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私が最初に発音の壁にぶつかってしまった理由
フランス語を独学しようとした私が、発音の壁にぶつかってしまった理由は簡単に言うと、フランス語の発音がどういうものなのかという、いわゆる、枠組みを全く知らなかったからです。
私がいかにフランス語初心者だったかをご紹介しましょう。
フランス語の入門書であれば、大抵のテキストは、フランス語のアルファベから始まり、発音の仕方などが説明されていきます。
フランス語では英語と同じ26文字のアルファベットが使われています。
フランス語を勉強してみようと思っている方は既にご存じかもしれませんが、Alphabetの発音は「アルファベ」です。
実は、フランス語のテキストを初めて開いた時の私は、「アルファベ」と発音することさえ知りませんでした。
「アルファベット」と英語読みしながら、テキストを読み始めました。
中学、高校と英語を学んできて、ある程度英語の発音の仕方が頭にあると、どうしても英語読みに引きずられてしまうものです。
CDを聞きながら、テキストを読み進めていきましたが、そのうちに今までに聞いたことのない発音がいくつも出てきて、頭が混乱してしまいました。
フランス語学習の初心者の方には、一旦英語を忘れて、フランス語の発音を丁寧に学んでみることをお勧めいたします。
フランス語の発音は英語の発音と比べて難しいのか
きっとこの質問には多くの方が興味をお持ちではないでしょうか。
答えは、「発音の面ではフランス語の方が英語よりも明快である」と言えます。
なぜなら、フランス語の発音には読み方に一定のルールがあるからです。
英語は不規則な発音が多く、単語ごとに発音が異なることがあります。
中学生の時に、英語の発音を覚えていた時のことを少し思い出してみてください。
同じaなのに、happy、also、sayなど、単語によってすべて発音が変化することに戸惑った経験はありませんか。
一方、フランス語には一定のルールがありますので、発音のポイントさえつかんでしまえば、単語の意味を知らなくても読むことができるようになります。
そのことを知っているだけでも、フランス語の発音についての印象がぐっと身近になってくるのではないでしょうか。
フランス語の発音にはもちろん、日本語にも英語にもない独特の発音がありますが、一つ一つ丁寧に覚えていけば、フランス語をどんどん読めるようになります。
フランス語の発音のポイントとは?
では、フランス語の発音の概略を簡単に説明してみましょう。
つづり字と発音の対応を覚える
先ほども少し触れましたが、英語が同じaでも単語ごとに異なるのに対して、フランス語の文字の読み方は、原則として一つだけです。
フランス語のaであれば、大抵「ア」と読みます。
母音が6文字と子音は20文字あります。
基本的にローマ字読みに近い発音も多いので、心配はいりません。
読まない文字や複母音(2つ以上の連続する母音)があるので、注意しましょう。
たとえば、thé(紅茶)は「テ」、haricot(いんげん豆)は「アリコ」となります。
また、単語の最後の子音は発音しません。
たとえば、Salut!(やあ!)は「サリュ」、japonais(日本人)は「ジャポネ」となります。
先ほど挙げた、alpabet(アルファベット)が「アルファベ」となる理由もここにあります。
複母音は、別の読み方になるので、規則を覚えていきます。
たとえば、ai, eiは「エ」、au, eauは「オ」などの複母音があります。
皆さんもよくご存じであろうcafé au lait「カフェオレ」にはこの複母音が2つ含まれています。
鼻母音を覚える
鼻母音はフランス語の独特な発音なので、重要です。
日本語にはない音なので、ネイティヴの発音を何度も聞いて練習してみましょう。
フランコフォンの友人が身近にいれば、教えてもらうのが一番いい方法です。
身近にフランコフォンがいないという方は、CD付きのテキストを使ったり、インターネットを利用したりして、できるだけネイティヴの発音を聞いてくださいね。
私のお勧めの教材に、NHKのラジオ番組「まいにちフランス語」があります。
「ラジオなんて時代遅れじゃないの?」と思われた方はいますか。
実はこの番組はパソコンやスマートフォンさえあれば、ストリーミングで手軽に放送を聴くことができます。
【詳しくは、「NHKラジオ『まいにちフランス語』を使ってフランス語を勉強する方法」で紹介しています】
単語と単語をつなげて読む方法をマスターする
テキストを読み進めていくと必ず「リエゾン」、「アンシェヌマン」、「エリジョン」の説明があります。
単語と単語をつなげて読むというフランス語の最大の特徴です。
私も最初に目にしたときは、聞きなれないカタカナに戸惑いましたが、これはフランス語の発音の美しさを作っている特徴ともいえますので、しっかり覚えていきましょう。
まとめ
フランス語の発音のポイントをいくつか紹介してみました。
こうした概略を知っているだけで、発音の壁につまずくことは少なくなるに違いありません。
「フランス語は難しい」と思い込まず、新しい世界に踏み出す気持ちで、どんどん吸収していきましょう。
慶應義塾大学文学部出身|英語教師・日本語教師
趣味は旅行とカフェでゆっくり過ごすこと。
座右の銘は「どの雲にも銀の裏地がついている」。
どんなに辛い状況でも、その先には明るい光が待っていると思うと「もう一歩先に進もう」と思えます。
フランス語を勉強し始めたきっかけについては、詳しいプロフィールでご紹介しています。