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フランス語を勉強している方の中には、大学受験や就職活動でフランス語力をアピールするために、仏検の勉強に力を入れる人も多いのではないでしょうか。
仏検2級まではなんとか取得できたものの、仏検準1級以上で苦労している方のために、仏検準1級に合格するための効率的な勉強方法についてご紹介します。
仏検準1級は、年に1回しか受験できないのでできる限り一発合格したいですよね!
そのためには効率的な試験対策が必要になりますので、その内容について詳しくご紹介します。
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仏検対策はとにかく過去問を解くことが合格への近道!
仏検合格のためには仏検独特の出題形式に慣れること
仏検でより高い点数を取りたいと思うのであれば、何よりも「どのような問題が出るのか」「どのような形式で出題されるのか」を知っておかなければいけません。
どのような形式の問題が出るのか知らない初見状態で受験するより、どのような問題が出るのか把握している方が、より素早く質問に答えることができるため、試験時間の節約に繋がります。
過去に仏検を受験したことがあると人でも、久しぶりに受験する人も要注意です。
出題形式は数年ごとに変わりますし、級によっても変わりますので、必ず自分が受ける級の過去問は間近数年分を解くようにしておきましょう。
ある程度出題傾向に慣れておくことができれば、試験中に焦ることもありませんので落ち着いて解くことができるというメリットもあります。
過去問はAPEFが出版している公式の仏検参考書を利用するのがおすすめです。
仏検公式ホームページにも過去問が掲示されていますので、まずはホームページに掲載されている内容を確認することから始めるのでも良いでしょう。
仏検対策には単語は徹底的に覚えること
仏検は級によって出題される単語の種類が変わります。
2級までは日常会話に使われるような単語が多いのですが、準1級以上になると政治や社会問題等の時事問題が多くなります。
そのため、市販の単語帳に掲載されているフランス語単語だけではなく、時事フランス語単語を重点的に勉強することも重要です。
仏検準1級に合格するためには特に単語力が問われると言っても過言ではありません。
最新の時事単語は単語帳ではあまり網羅されていないので、時事フランス語を覚えるためには、独自の単語帳を作る必要があります。
普段から新聞や雑誌で政治や社会問題についてアンテナを高くしておき、その情報源をフランス語にしておくと一石二鳥です。
Yahoo! France等、フランス語でニュースを読むことは容易にできるので、毎日意識して時事フランス語を仕入れるようにすると良いでしょう。
自分の苦手な問題形式を克服し語彙力が少ない分野の単語を補強する!
自分がどの問題形式に弱いか知ることが大切
仏検には様々な出題形式があります。
文法問題、語彙力を問われる問題から、長文読解やディクテ等、様々な形式がありますので、過去問をしっかり解き、自分はどれが弱いのかということを確認しておくことが必要です。
というのは、確かに仏検準1級合格においては単語力が大切ですが、ただ単に単語だけを勉強していても受かることは出来ません。
例えば、「長文読解で仏文を読むのに時間がかかる」、という弱点があれば、フランス語を速読する練習が必要になります。
ネイティブのリエゾンやアンシェヌマンがされたフランス語がよく聞き取れなくて、ディクテが苦手であ場合には、とにかくフランス語を聞く勉強が重要になります。
人それぞれ弱点は異なりますので、自分の弱点がどこなのかしっかりと把握し、それを克服する勉強に力を入れることが、仏検合格のための効率的な勉強なのです。
言い換えれば、得意な出題形式の問題はあまり勉強しなくても構いません。
仏検準1級以上の合格の秘訣は得意分野を伸ばすことではなく、苦手分野をピンポイントで勉強することです。
これが仏検の合格対策として最も効率的です。
2次試験の面接対策のためにはしっかりと時事フランス語を習得すること!
出題形式に慣れることが大切
2次試験の合格率は筆記の1次試験よりも高いため、対策が蔑ろにされがちですが、甘くみてはなりません。
2017年の仏検準1級では、2次試験の受験者383名に対して合格者は296名となっており、2次試験の合格率は約77%です。
これを高いと取るか低いと取るかは人それぞれかと思いますが、4人に1人が不合格になる計算なので、二次対策もしっかりおこおなうようにしましょう。
当然ながら面接においても出題形式に慣れることが大切です。
もちろん面接で表示されるテーマは毎回変わりますが、どのような形式で面接が行われるのか知っておくことにより、焦らずに答えることができます。
フランス語を勉強する人の中には、スピーキングが苦手で面接には不安がある、という人も少なくないでしょう。
試験当日焦らなくて済むように、どのような形式でどのような内容の試験が行われるのか、しっかりと最新の過去問でチェックしておきましょう。
仏検準1級の2次試験では、最新の社会問題、経済問題、政治問題、環境問題について自分の意見を述べることが求められる傾向があります。
例えば、下記は2011年度秋季の実用フランス語技能検定試験準1級の2次試験問題です。
いずれかのお題について自分の考えをフランス語で3分間の口頭発表が求められます。
- Selon l’Insee, plus de 8 millions de personnes vivent en dessous du seuil de pauvreté en France, avec moins de 954 euros mensuels. Qu’en pensez-vous ?
- Les journaux (écrits et télévisés) sont-ils dignes de confiance ?
- Faut-il que le Japon opte pour une nouvelle politique énergétique ? Pourquoi ?
- La France est l’un des pays où le milieu social influence le plus le niveau scolaire. Quelles solutions proposeriez-vous ?
- Êtes-vous optimiste ou pessimiste concernant l’avenir de la démocratie dans les pays arabes ? Pourquoi ?
- Êtes-vous pour ou contre le livre électronique ?
仏検準1級2次試験対策のためには、フランス語時事単語の習得は必須であることがよくわかります。
仏検二次面接対策は誰かに相手をしてもらうのがベスト!
仏検の一次試験であれば自分で勉強することができますが、二次試験の面接は自分で練習するということが困難です。
きちんと時間を図りながら、時間内に答えられるかどうか、適切な回答が言えるかどうかチェックするためにも、誰かに相手をしてもらい、面接の対策をするようにしましょう。
できればフランス語が話せる人に相手をしてもらうことが大切です。
フランス語が話せない人では自分が答えた内容が正しいかどうかチェックしてもらえませんので、少なからずフランス語が話せる、あるいは仏検に慣れている、という人に相手をしてもらいましょう。
残念なことに周りにフランス語が話せる人が見つからないという場合は、時間を図ってくれる人がいるだけでも違います。
1人でストップウォッチ相手に話す練習をするのと、例えフランス語が分からなくとも、人を前にして練習するのでは緊張感が異なりますので、
人相手の練習の方がはるかに効果が高いので、できるだけ誰かに付き合ってもらいましょう。
まとめ
仏検準1級を取得していると、大学進学や就職で有利な材料とされる可能性が高いため、仏検準1級合格に向けて勉強を重ねているという人も多いでしょう。
仏検準1級は年に1回しかない試験だからこそ、1発合格するためには無駄な勉強を省きつつ、効率的に勉強することがポイントになります。
まずは問題形式をしっかりと頭に入れるために、過去問を重点的に利用しましょう。
勉強時間を無駄にすることなく、最短距離で仏検合格を手にするためには、自分の弱点を分析できたら苦手な問題形式の問題を集中的に解く練習をしつつ、準1級で求められるフランス語単語の習得に集中するのが良いでしょう。