大学をフランス語受験で合格するために絶対必要な勉強法

※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。

これから受験勉強を始めるみなさんは,教科も多く範囲も広い大学入試に対して,場合よっては何から始めてよいかわからないかもしれません。

また大学入試は転換期を迎えていて,2018年現在行われているセンター試験に変わり、2020年からは『大学入学共通テスト』というものが始まります。

英語では4技能(読む・聞く・話す・書く)を評価するため、実施形態を含めて大きく変わりますので、フランス語の入試も同様に変わっていくことが予測されます。

大学入学共通テストの導入に伴い、国公立の二次試験や私立の一般入試も学習指導要領の刷新に合わせて大幅に変わってくるでしょう。

この記事では,先行きが読めない入試環境の中,複数の教科を勉強しなければならない受験生のために、大学受験フランス語を効果的かつ効率的に学習する勉強法をご紹介します。

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予備校の模擬試験を徹底的に復習することが実力アップへの近道

大学受験フランス語を効果的かつ効率的に学習する勉強法の筆頭に上がるのが、模擬試験の徹底的な復習です。

模試を受け終わるとついついその日は羽が伸ばしたい気持ちにかられてしまいますが、模試を受け終わった直後に時間をかけて復習すると、とても効率的に実力を伸ばすことが出来ます。

模試の受験が終わったその日の内に復習するのがベストです。

模試でフル回転させた脳のクールダウンを兼ねつつ、分からなかった箇所を重点的に復習することで、分からなかった箇所をその日の内に克服し、覚えることが期待できるからです。

まず,記述問題は客観問題と自由記述問題がありますが,こちらは間違えた問題を中心に復習しましょう。

記述問題で正解できたところは、運ではなく実力で正解した箇所の場合が多いので,ここはあまり時間をかけずに、解説を読んで自分の考えが正しかったかを確認するくらいででも大丈夫です。

一方で選択問題の復習ですが,ここは自分が正解でも不正解でもしっかり丁寧に見直すのがポイントです。

レベルアップをするためには、正解だったとしても、自分が選ばなかった選択肢の中に分からない単語や文法事項がないかを入念に確認するのが秘訣です。

そして自分が選ばなかった選択肢が、「なぜ正解ではないのか?」を、しっかりと根拠を持って説明できるレベルまで復習できれば完璧です。

模擬試験の徹底復習が効率的かつ効果的な勉強方法である理由

模擬試験は良問の宝庫!

模擬試験は予備校などの会社が毎年分析に分析を重ねてその年に出題される問題を予想した試験です。

ダミーの選択肢等も含め、引っかかってはいけない文法事項や単語・熟語等を網羅的に学習できるのです。

模試では範囲横断的に復習することが可能

普段フランス語の勉強をするときは,教科書の予習復習,単語帳の暗記などが中心になることが多いでしょう。

そのような勉強方法も苦手分野を重点的に学習するためには効果的なのですが、「どの分野の勉強をしているか」という事前情報があるため、問題集を解いていても「ヒントあり」で解いているような状況です。

例えば文法事項の問題集では,関係代名詞のセクションなら関係代名詞に関する問題しか出ないので「ここは関係代名詞が肝だぞ」というヒントありで解けるため間違えないかもしれませんが,模試ではいろいろな文法事項がごちゃまぜで出題されるので,間違えてしまう可能性が上がります。

それをきちんと復習することが、実力アップに多く繋がり、総合的な学力が身につくのです。

模試の復習は時間をかけて目一杯やる!

模試の復習をしっかりやると、かなり時間がかかります。

しかもフランス語以外の教科も復習をしないといけませんので,一度模試を受けると5教科だけの復習でも最低10時間くらいはかかることでしょう。

それでも復習はしっかりと時間をかけても絶対に無駄にはなりません。

模試の復習より効率的かつ効果的な勉強法はないからです。

というより,模試の復習をすることで範囲横断的な総合力の必要性を実感でき,毎日の勉強に対しても相乗効果を生むことが期待されます。

なぜなら模試で間違えた問題や,解説を読んでなるほどと思ったところは、強烈に印象に残りやすく、覚えやすいからです。

さらに、他の文法問題集や長文問題集に取り組んでいるときに,問題でよく聞かれるポイントは何か,どこに目を向けて読んだらよいのか等が自分の中で確率されていきます。

とにかく模試の復習に時間をかけて,解説を隅々まで理解することが,自分のそれからの勉強の指針や軸となってより多くのことを吸収できる頭になるきっかけを作ります。

模試の受験料は参考書2~3冊分くらいの値段がするので、しっかりと元を取らないともったいないですしね!

模試の復習をしっかりやると問題の出題者の意図がわかるようになる

その年の入試によって模試の傾向も変わってきますが,フランス語で問われる箇所は毎年あまり変わりません。

長文の中で仏文和訳の問題が出題されたとしたら,その問題を出題した意図が必ずあります。

出題者は出題箇所を適当に選んでいるわけではありません。

「あなたはこの文法事項を理解していますか?」

「この文がどういう構造になっているか分かっていますか?」

といった意図で問題が作成されているので,その意図に答えるように回答するようにすればよいのです。

特に仏文和訳問題では、「日本語としての自然さ」を求めるあまり,文法事項の部分を無視して「自然な和訳」をしてしまうと減点になることがあります。

映画の字幕を作成するのであれば「自然な意訳」が望ましいですが、大学受験で問われるフランス語問題では、出題者がどういう回答を期待しているのかを常に意識しながら取り組むのが重要です。

最近では2つの仏文の情報を統合したり,情報が「意見」なのか「事実」なのかを見分けたりするなど、新しい問題形式も増えてきてます。

最初は、一目で出題者の意図が分かる問題は多くないかもしれませんが,模試の復習を徹底すると、だんだん傾向がつかめるようになってきます。

模試の解説書だけでは説明不十分と感じたら徹底的に先生に聞く

模試の解説書は相当細かく説明が付いていて、復習のときには解説書を隅々まで読むだけでもかなりのインプットになりますが,単語と文法に関しては解説を読むだけでは不十分な場合もあります。

そんな時には、わからないところをウヤムヤにせず、しっかりと学校や予備校の先生に納得できるまで聞くことが重要です。

さらに関連する箇所の参考書を開いて、その周辺も併せて学習すると、かなりのレベルアップに繋がります。

まとめ

普段勉強している参考書や問題集だけでも精一杯で、高校の定期テストの対策や授業の予習・復習もある中で,予備校の模試を受けるのは時間もお金ももったいないと思う方もいるかも知れません。

しかし模試の受験は、受けっぱなしにせず、しっかりと復習するのであれば、実は実力アップを実現するための一番の近道です。

模試は、スポーツで言えば、練習試合のような実践の場です。

基礎練だけでは自分の課題が見えないのと同じように、問題集だけでは自分の弱点が分からないこともあります。

実践で自分の実力をしっかりと見極め、弱点をきちっと克服するためにも、模試の受験と復習はおすすめです。

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