オリンピックでアナウンスが開催国の言葉、英語に加えてフランス語で放送されるのはなぜ?

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パリオリンピックがいよいよ近づいてきました。(2024年5月現在)

パリオリンピックの開会式は、2024年7月26日にフランスの首都パリで行われます。

「誰もが楽しめるように」というコンセプトのもと、パリのセーヌ川で行われる予定になっている開会式を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。

こうした開会式や閉会式、メダル表彰式では複数の言語が使われていることをご存じでしたか。

実は、オリンピックのアナウンスでは、開催国の言葉と英語に加えて、フランス語が用いられます。

この記事では、「どの国で開催されるにしてもフランス語のアナウンスがあるのはなぜ?」という質問にお答えします。

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オリンピックのアナウンスでフランス語が使われるのはなぜ?

こんにちは。アリスです。

「世界共通語である英語と開催国の言葉が使われるのは理解できるけれど、フランス語も使われるのはどうして?」と不思議に思う方もおられるかもしれません。

それは、「近代オリンピックの父がフランス人だから」と言えるかもしれません。

「近代オリンピックの父」と呼ばれているのは、19世紀のフランスの教育学者、クーベルタン男爵です

クーベルタンは教育学を深く突き詰めていくうちに、スポーツの大切さに気づくようになりました。

それで、クーベルタンはスポーツによって青少年の健全な成長を助けること、世界平和を実現することを目ざして、「古代オリンピックの復興」を呼びかけました。

これが近代オリンピックの始まりですね。

第一回大会は1896年に古代オリンピックの故郷・ギリシャのアテネで開催されることになりました。

さらに、クーベルタン男爵はIOC(国際オリンピック委員会)の創設や五輪マークの考案にも関わりました。

近代オリンピックの提唱者であるクーベルタン男爵の母語がフランス語だったので、オリンピックではフランス語が使われるようになりました。

オリンピックの公用語は何語?

現在、オリンピックの公用語はIOC(国際オリンピック委員会)によって定められているように「フランス語」と「英語」です。(参考 : 国際オリンピック委員会「公用語とオリンピック賛歌」

先ほどご紹介したように、クーベルタン男爵によって1896年に第一回オリンピックが開催されて以来、フランス語が大会の公用語となりました。

さらに、1972年に全世界の理解を深めるために英語が公用語として加えられました。

オリンピックにおいてはフランス語が第一公用語として、英語よりも優先されます。

フランス語と英語で解釈の違いが発生した場合には、フランス語解釈を優先するとされていることからもそのことがわかります。

クーベルタン男爵の功績に敬意が払われているんですね。

オリンピックでのアナウンスはどの順番?

オリンピックの公用語は「英語」と「フランス語」ですが、アナウンスでは開催国の言葉も用いられます。

アナウンスの順番はどうなっているのでしょうか。

オリンピックの開会式、閉会式、メダル表彰式などでアナウンスが行われる場合、順番は「フランス語」→「英語」→「開催国の言葉」となります。

たとえば、2021年に開催された東京オリンピックでは「フランス語」→「英語」→「日本語」の順にアナウンスが行われました。

2016年のリオデジャネイロオリンピックでは「フランス語」→「英語」→「ポルトガル語」の順にアナウンスされました。

では、パリオリンピックでのアナウンスはどうなるのでしょうか?

開催国がフランスですので、アナウンスの順番は「フランス語」→「英語」となると思われます。

まとめ

今回の記事ではオリンピックでは開催国の言葉、英語に加えてフランス語でのアナウンスが行われる理由やアナウンスの順番についてご紹介しました。

今日ご紹介した近代オリンピック復興のために尽力したクーベルタン男爵の功績については、あまり日本では知られていないかもしれません。

こうした歴史を知ることで、オリンピック観戦への期待も高まりますね。

オリンピックの開会式や閉会式、メダル表彰式では、フランス語でのアナウンスにも耳を澄ましてみてください

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