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フランス語の勉強をしている方の中には、ネイティブの様に格好良く綺麗なフランス語を話せるようになりたいと思っている方も多くいると思います。
しかし、単語を覚えたり文法を理解したりする勉強は学習書籍も数多く出版されていますので勉強しやすいですが、発音の学習はなかなか一人だと上達が難しいと感じられているのではないでしょうか。
特に日本ではフランス語を実際に話せる機会が極端に少ないので、どうしてもフランス語を話す練習をする環境が見つけにくいです。
そこでこの記事では、一人でも練習が出来て、カタカナ発音のフランス語からネイティブ発音のフランス語に上達させる事ができる練習法をご紹介します。
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自分の発音とネイティブの発音を客観的に確認する
発音は読んで字のごとく「音」ですので、産出したものはその瞬間に消えてなくなります。自分の発声した言葉を、後から確認できないことが問題なのです。
そこで、自分の発声した言葉をICレコーダー等で録音して、後からでもきちんと確認できるように記録します。
自分の発音が正しいかどうかを確認するために、ネイティブの発音が収録されたCD音源等も用意しましょう。
単語レベルで発音の練習をするためには、単語帳に付属されているCDを活用するのが良いですし、長い文章の練習をするためには、仏検対策のCDなど、好みの物を選んでOKです。
録音準備ができたら、ネイティブの発音に続いて、真似して発音して、ICレコーダー等に自分の声を録音していきます。
録音後、ネイティブの発音と自分の発音を注意深く聞き比べて、修正が必要なところを確認するのです。
ICレコーダー等を使った発音矯正法は自宅で一人でもできる!
この勉強法の良いところは、他のフランス語の勉強(文法や単語の暗記等)と同様に、自分1人でも練習ができることです。
スピーキングの練習は「話し相手がいないとできない」と思われがちですが、この方法であれば自分の発音を客観的に自分で聞くことができます。
「録音しなくても発音している時に自分で自分の声は聞こえているのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、話しながら自分の声を聞くのと、録音してから後から冷静に聞くのでは、思った以上に違います。
そしてこの方法であれば、「人に自分のフランス語を聞いてもらって発音練習をするのは恥ずかしい」と思う人でも問題ありません。
自宅でコソッと秘密に練習できますからね。
発音練習を続けると自信を持って話せるようになる
日本人のフランス語学習者の多くは、自身の発音が良くないことについて異様に強いコンプレックスを持っている人が多くいます。
「内容を相手に伝えること」に限って言えば、発音が完璧であることはそこまで重要ではないのですが、発音への自信の無さが「表情」や「身振り」、「声の大きさ」等のコミュニケーションに重要な他のファクターにネガティブな影響を与えてしまい、結果として相手に伝わらない、ということが起こりえます。
このICレコーダー等を使った練習をすると、自分のフランス語がどのように聞こえているかを客観的に確認できるので、発音以外にも、話す声のトーンや話すスピードなどの要素も、客観的に確認できます。
コミュニケーションにおいて、発音は重要なファクターの一つですが、発音以外のファクターも同時に確認できるのは大きなメリットです。
スピーキングは発音だけではなくイントネーションも大事!
ICレコーダー等を使った発音上達法を実践するには、耳で聞いて真似るだけではなく、発音記号などの理論的な知識も必要です。
間違った発音の矯正練習をする際に、ネイティブの発音を耳で聞いて真似するのはもちろんですが、正しい口の開き方や舌の位置、息の出し方など、正しく発音するためのメカニズムを知識として持っておくと効率的に矯正出来ます。
しかし、1つの単語を正しく発音できるようになるだけでは、流暢なフランス語力の習得という目的は達成出来ません。
なぜなら、相手とコミュニケーションを取るには、「単語単位」ではなく「文章単位」で流暢に発言しないといけないからです。
日本語でいうところの、イントネーションをつけた発話や、単語と単語がつながって聞こえる音など、文章として自然なフランス語にするためには、単語単位の発音以外にも、習得しなければならないことがあるのです。
そこで最終的にはネイティブの発音を「文章全体」で真似していくことが重要になります。
そのためには、リエゾンやアンシェヌマン等、フランス語独特のつながる音や消える音などを、身体感覚で覚えられるまで反復練習をすると良いでしょう。
フランス語の発音練習はリスニング練習にも効果あり!
自分の声を録音して発音を矯正する練習方法では、ネイティブの発言を真似るために、繰り返しネイティブの発言を聞くことになります。
何度も何度も繰り返しネイティブのフランス語を聞くことで、フランス語を聞き取る力も上達するという嬉しい副産物もつきます。
上級者向けの発音練習法はシャドーイング
ICレコーダー等を使った練習に慣れたら「シャドーイング」という練習にチャレンジしてみると更に上達します。
シャドーイングは、同時通訳の人達がよく行うフランス語の練習法で、ネイティブの音声に0.2~0.5秒くらい遅れて自分の発言で追いかける練習方法です。
リスニング力を鍛えながらスピーキング力も鍛える上達法として非常に効果的です。
シャドーイングをしたら、また録音した音声を聞いて、正しく言えているかの確認を怠らないことも大事です。
まとめ
スピーキング以外のフランス語の技能は一人で練習できるものの、練習相手がいないことを理由にスピーキングの練習を諦めている人や、スピーキングの練習をしたいけど自分の話すフランス語に自信が無くて、人に聞いてもらうのが恥ずかしい方のために、録音機器を使ったスピーキング練習法をご紹介しました。
ネイティブの人に自分のフランス語が伝わることは、フランス語学習の中でも最も達成感を得られる瞬間の一つです。
このフランス語発音の矯正練習法が、そういった達成感を実感できるようになるためのお役に立てば幸いです。