Netflixのフランスドラマ『ガールフレンズ・オブ・パリ』のあらすじと感想

※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。

フランス語の勉強をしている中で、あるいはフランスについて学ぶ中で、「フランス人になりたい!」と思う瞬間はありませんか?

あるいは彼らに憧れてフランス語を始めた方もいらっしゃるでしょう。

「オシャレで、グルメでロマンチック」。

筆者はフランス人のイメージをこのように思っていました。

特に、パリっ子と言われるパリ出身のパリジャン・パリジェンヌたちは、日本の雑誌や書籍でも、「パリジェンヌのように」、「パリっ子のお気に入り」など、彼らのライフスタイルやファッションは憧れやお手本の対象として、定期的に特集が組まれているように感じます。

今回ご紹介する作品は、その"リアル"なパリっ子たちを垣間見ることのできる作品、Netflix制作のオリジナルドラマ『ガールフレンズ・オブ・パリ(原題:Plan cœur)』です。

全8話でそれぞれが25分ずつですので、フランス語の勉強の息抜きにご覧頂くのにも丁度良い長さです。

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Netflixドラマ『ガールフレンズ・オブ・パリ』のあらすじ

主人公のエルサ(Elsa)は過去の恋人マックス(Max)への未練を断ち切ることができないまま、2年もの時間を過ごしていました。

新しい出会いもなく、冴えない日々を過ごすエルサですが、ある日パーティーで携帯を失くしてしまいます。

実は、これはエルサを見かねた親友たちによるとんでもない計画の始まりでした。

その後エルサは、彼女の携帯を拾った男性と出会い恋に落ちるのですが、その彼にはエルサに言えない秘密があって……というストーリーです。

ここまでは、正直、ありきたりなストーリー感が否めない出だしではありますが、パリを舞台にしている点も含めて、思わず見入ってしまう展開が続いていきます。

このドラマの最大の魅力は、登場人物全員のキャラクターのクセが非常に強いところです。

どのキャラクターにも憎めない可愛さや共感できるポイントがふんだんに盛り込まれており、パリジェンヌたちの肩肘張らない"等身大の日常"が面白おかしく展開され、時にほろりとさせられます。

服装や部屋のインテリアなども、実際に彼らが住んでいるかのようなリアルな装いをのぞくことができると思います。

恋愛ばかりの内容だけではなく、パリっ子の代名詞でもあるカフェやパーティー、職場での様子なども、フランス人そのままに再現されています。

日本ではあまり馴染みのない光景もご覧いただける作品となっているので、「この違いには驚いた!」というような日本の日常と比較しながら観てみるのはいかがでしょうか。

『ガールフレンズ・オブ・パリ』に登場する日常会話で使えるフランス語フレーズ

語学を学んでいると、教科書と実際に使う言葉が異なるというギャップが生じます。

基本の形から単語を省略したり、またはスラングのように辞書と異なる使い方をしたり、このような言葉遣いは教科書や語学学校では学ぶことは少ないかもしれません。

このドラマの登場人物たちも同様に、お世辞にも上品な言葉使いとは言えません。

彼らはとにかく早口で、単語の省略も多いです。

一見、フランス語の勉強にはあまり向いていないと感じますが、"生きたフランス語"を学ぶという点において、とても面白い作品です。

日常会話として、このドラマの中や実際の街中でもよく耳にする頻出単語をご紹介します。

Je suis sûr /sûre que…(私は…だと確信している。)

「確信している。」という訳よりも「思う。」寄りの表現で使われます。

je pense que…(私は…だと思う。)よりも、日常会話ではこちらの方が頻度としては多い印象です。

否定形をつけた、je ne suis pas sûr /sûre. (よく分からないけど、知らないけど。)も同様に、確実ではないけれど…という表現をする場合によく使います。

Carrément(きっぱりと、確実に)

「まったくもってその通り」と、ouiに加えて使うことでより強めの肯定となります。

マンネリ化しがちな相槌のバリエーションは、副詞を覚えることでバリエーションが広がりよりネイティブらしい会話となります。

他にも、exactement (その通り)や、n’importe quoi (ありえない、めちゃくちゃだ)などもよく使われます。

Bah…(まあ…、ええと…)

口籠もったり、呆れたり、話し始めにと様々な場面で使うことができます。

「まあ、それはそうなんだけど…」あるいは「当たり前でしょう」というニュアンスにも、bah…の一言に詰め込むことができます。

個人的には手軽に現地感のある口調を表現できるので、お気に入りの表現です。

Merde/Putain (ちぇっ、くそ)

Merde/Putain
これらの単語は「この言葉は絶対に使ってはいけません。」と、小学校で習う単語です。

それぞれ、直訳すると下記のような意味になります。

Merde クソ
Putain 売女・娼婦

Merdeは直訳の「クソ」の通り、和訳した際のニュアンスも日本語の「クソ」と同様です。

Putainは英語の「bitch(ビッチ)」と同様の意味合いで、直訳すると「売女・娼婦・売春婦」を意味しますが、実際に使用される際のニュアンスは異なります。

Putainは「売女・娼婦・売春婦」としての意味合いで使われることは稀であり、次のような感情を表現する際に使用されます。

  • 怒っているとき
  • びっくりしたとき
  • 驚いたときなど

前述の通り「絶対に使ってはいけない言葉」との共通認識はあるももの、実際にフランス人はよく使っていますし、映画やドラマの中でも多用されています。

ただし、この言葉を使う人は「育ちがわかる」という感じで軽蔑される品のない単語なので、使用は避けることを強くおすすめします。

言ったシーンや相手によっては殴られてしまいます。

殴られなかったとしても、「あの人、教養ないよね。」「あの人、言葉汚いよね。」と、周囲の人には心の中でバカにされます。

特に、ネイティブではない日本人が使うとよけいにバカにされるので、「知っておく」程度に留め、使用は控えるようにしましょう

Putainは、自分が使うのではなく、「使っている人の品位を見定めるリトマス紙」として覚えておく位がちょうど良いかもしれません。

Je ne sais pas. (私は分からない、知らない。)

こちらはこのまま言うことはあまりなく、je sais pas. または、j'sais pas.(発音はシェパ)と縮めて使われます。

ne…pas(…ではない)の ne は、会話の中では省略されることが最も多いです。

省略した形はよりフランクな表現になりますので、使う相手や場面には気をつけたいところでもあります。

まとめ

参考書や教科書ばかりの勉強は、時々辛くはなりませんか?

勉強し始めの頃は、文法や冠詞の難しさに何度もつまずいた記憶があります。

このドラマは、つまずきながらも前向きに頑張るエルザのポジティブな一面から、フランス語学習へのモチベーションを与えてくれます。

フランスのドラマは映画同様、ものすごく面白いという印象はあまりなかったのですが、この作品には、彼らの持つ独特な笑いのセンスが至る所に散りばめられており、下品な中にも優しさやスタイリッシュさを感じられ、フランスのドラマの面白さを再発見できました。

会話のテンポの良さや、日常をドラマティックに魅せる演出は、パリっ子たちがオシャレでロマンチックと言われる所以かなとも感じました。

また、出演されてる俳優さん、女優さんたちの喋り方にもそれぞれ特徴があるので、ご自身の声色やタイプに合わせて、喋り方を真似してみるのもオススメです。

2021年2月現在、シーズン3の制作が決定しているそうなので、今後の展開も含めて楽しんでいただけると思います。

みなさんのフランス語学習のリフレッシュのお供として、目指したい目標として、このドラマを観てパリっ子の気分を味見してみるのはいかがでしょうか。

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