ジェラール・ジュニョ監督のおすすめベストランキング・トップ3!2位は『パリの天使たち』1位は……

ジェラール・ジュニョ作品のマイベストランキング

※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。

フランスで国民的人気を誇るジェラール・ジュニョ(Gérard Jugnot)

俳優としてはもちろんのこと、監督そして脚本家としての顔を持っています。

70年代初頭から活躍しているジュニョが出演した作品は、2022年の時点で脇役を含め約200本、監督作品は14本に及びます。

こんにちは!気が付いたら、ジュニョの全作品をみていたカタクリです!

「こんなに作品があったら、何から見ていいか分からない……」
という方のために、この記事では、ジュニョの作品の中から、カタクリの独断と偏見で選んだマイ・ベストランキング「トップ3」を紹介します!

映画選びの参考にしていただけたら嬉しいです!

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ジェラール・ジュニョとは?

ジュニョを知らない方のために、ここでは彼の活躍を2つのポイントに縛って振り返ってみます。

ポイント1:お笑い劇団「スプランディード(la troupe du Splendid)」

1974年、高校時代の友達と作った劇団「スプランディード」が、立ち上げ早々人気を博し、舞台から映画界に進出するようになります。

劇団「スプランディード」のメンバーは、ジュニョを初め、クリスチャン・クラヴィエ(Christian Clavier)、ティエリー・レルミット(Thierry Lhermitte)、ミシェル・ブラン(Michel Blanc)など、フランスを代表するコメディ俳優ばかりです!

ポイント2:監督としてデビュー

劇団「スプランディード」を立ち上げて10年後、ジュニョ『Pinot simple flic』で監督デビューを果たします。

その後も数々の話題作を手がけ、2002年の『バティニョールおじさん(Monsieur Batignole)』は、日本でもヒットしました。

ジュニョに興味を持った方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!

マイ・ベストランキング「トップ3」

ジュニョ作品を全て見たカタクリの独断と偏見によるマイ・ベストランキング「トップ3」をご紹介!
おすすめポイントも付け加えてあるので、映画を見る前に読んでいただくと内容が理解しやすくなります。

3位:『サンタクロースはゲス野郎(Le père Noël est une ordure)』

劇団「スプランディード」の人気舞台作品の映画化『サンタクロースはゲス野郎』が3位!
驚くようなハッピー・エンドが待っている本作品は、毎年クリスマスシーズンにテレビ放映されるフレンチコメディ映画を代表する作品です。

おすすめポイント

クリスマス映画のイメージを覆す、有り得ないストーリー展開

1秒先も何が起こるかわかりません!

魅力的な登場人物

2022年現在でも各俳優の代表的な役柄です!晩年の女優のアネモヌ(Anémone)は、「テレーズ(Thérèse)のイメージが強すぎるため、シリアスな役が回ってこなかった」として、『サンタクロースはゲス野郎』に出演したことを後悔するほどでした

2位:『パリの天使たち(Une époque formibale…)』

日本でも公開された『パリの天使たち』が2位!
監督・脚本・主演の三役をこなしたジュニョの代表作と言われています。
本作品は、97分と決して長くない上映時間の中でフランスの社会問題を見事に映し出した名作です。

おすすめポイント

普通の人が社会から離れていく姿を見事に描いている

外資系企業の会社員ミシェルがホームレスになっていく姿を、笑いで包みながら「誰にでも起こり得る現実」として自然に見せているところが、本当に素晴らしいです!

脇を抑える名優たちの忘れられない存在感

特に元海軍医のホームレス「トゥービブ」を演じたリシャール・ボーランジェ(Richart Bohringer)は見事です!

1位:『レ・ブロンゼ〜日焼けした連中(Les Bronzés)』

そして輝く1位は、フレンチコメディ映画の代表作『レ・ブロンゼ〜日焼けした連中』
「最もフランスらしい時代」の70年代後半を代表するコメディ映画の一つです。

おすすめポイント

全登場人物がとにかくリアルなフランス人象を描いている

フランス人を知っている方なら、「こんな人いるー!」とオープニングから爆笑です!

劇団「スプランディード」の共演で、俳優陣が楽しんで演じているのが感じられる

出演者のほとんどは高校時代からの友達なので、出演者たちが本当にイキイキしています!本編ではアドリブ満載で、このシーンもその一つ!

まとめ

この記事では、彼が手がけた200本近くの作品の中から、カタクリが独断と偏見で選んだ「マイ・ベストランキング」を紹介しました!

ランキング「トップ3」は次の通りです。

  1. 『レ・ブロンゼ〜日焼けした連中(Les Bronzés)』
  2. 『パリの天使たち(Une époque formibale…)』
  3. 『サンタクロースはゲス野郎(Le père Noël est une ordure)』

フレンチコメディ界を代表する俳優であり監督のジェラール・ジュニョ

彼が手がける作品のほとんどが「ハッピーエンド」なのは、見ている人に希望を与えるためだと感じます。

「えっ、そんな馬鹿な!」と振り切っているところが、かえって清々しく感じます!

コメディ映画の素晴らしいところは、ただ面白いというだけではなく、どんな辛く不条理なことでも笑いにさせる力と、その国の根底にある考え方を楽しく理解できるところにあります。

フランス語の習得だけでなく、フランス人を知るためにも最適な教材です!

フランス人と同じところで笑えるようになったら、あなたも「フランスの達人」と言っても過言ではありません。

フランス映画が苦手な方にもおすすめの3作品です!

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