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美しいパリのロケーションで恋愛ストーリーが、軽快なテンポで展開される、Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く』。
アメリカ人の主人公エミリー・クーパー(演:リリー・コリンズ)が異文化の違いに翻弄されながらも、新たな仕事と生活を探求する魅力的なドラマです。
第7話では、意を決してガブリエルに「もう会わない方がいい」と告げたエミリー。
果たして本当に今度こそ関係を断ち切れるのでしょうか…?!
『エミリー、パリに行く』シーズン1第7話「フランス流の結末」のあらすじとネタバレ
この記事では、『エミリー、パリへ行く』のシーズン1第8話「家族の事情(Family Affair)」のあらすじとネタバレに加え、知らないと恥をかくかもしれない、英仏語で似て非なる単語をご紹介します。
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シーズン1第8話「家族の事情(Family Affair)」のあらすじとネタバレ
ガブリエルとカミーユを避けるようにしていたエミリーですが、カミーユから「大事な話がある」とテキストが届きます。
「ガブリエルとの関係を問いただされるのではないか!?」
そうヒヤヒヤしていたエミリーだが、「実家のワイナリーと契約してほしい」という仕事の相談だった。
快諾したエミリーは、週末にカミーユの実家のシャトーに招待され、ガブリエルと一緒に3人で向かうことに。
到着するとカミーユは、「気が合いそうだから!」と、エミリーに兄を紹介したいと言う。
ガブリエルを避けるため、エミリーは1人でワイナリーへ向かうが、そこで案内人をしていたのがカミーユの兄弟のティモテ(Timothée)だった。
一方ミンディは、中国から来ている友人のバチェロレッテパーティーのため、ライブバー(クラブ)に来ていた。
ミンディはエミリーに、「友達のアカウントからサプライズのライブ配信をするから見て欲しい」と連絡をし、エミリーは楽しみにしていた。
そのライブ配信では、スペシャルゲストとしてミンディがステージに呼ばれ、かつてオーディション番組で大失敗した曲を見事に歌い上げる。
友人たちからシャンパンシャワーを浴びせられているミンディと、大盛り上がりの会場が映し出されていた。
配信を見終えたエミリーは、カミーユの家のプールへ移動すると、そこに現れたティモテといい感じになり、一夜を共にしてしまう。
翌朝エミリーは、カミーユの兄であるテオ(Théo)を紹介され、ティモテはカミーユの「弟」で、未成年であったことを知ります。
エミリーは、カミーユの紹介したかった「兄」がティモテだと勘違いしていたのだった。
慌てふためくエミリーは、事のいきさつを察しているカミーユの母に別室へ呼び出されます。
怒られるのかと思いビクビクしていたエミリーですが、聞かれたのは「息子は良い恋人になれるか?」という思いもよらない質問だった。
エミリーは、正直に「彼は礼儀正しく優しくて、“初体験”には思えなかった」と伝えます。
そして、実家訪問の主目的である、仕事の話を切り出します。
「バイヤーを見つけないと余っている商品が無駄になってしまう」と相談されると、昨夜のミンディたちのシャンパンシャワーの動画を見せ、「シャンパンシャワーの公式商品にするのはどうか」と提案し、カミーユの母を納得させることに成功する。
知らないと危険!?英語とフランス語で意味が異なる学校の名前
シーズン1第8話でエミリーは、カミーユの弟であるティモテが未成年(17歳)だと気づかずに体の関係を持ってしまいます。
その理由は、ティモテが「Collègeを卒業している」と言ったから。
発音こそ違いますが、フランス語と英語の両方に “College” という単語があります。
まさにこの言葉も、第5話で紹介されている “Faux Amis” にあたる言葉です。
『エミリー、パリに行く』シーズン1第5話で紹介されている “Faux Amis”とは
フランス語で “Collège” は「中学校(日本と学年の数え方は異なりますが)」に相当し、英語で “College” は「大学」になります。
この違いを知らなかったエミリーは、てっきりティモテのことを「大学を卒業しているオトナ」だと勘違いし、ベッドインしてしまうという過ちを犯してしまったのです。
ちなみに余談ですが、フランス語で「大学」を意味する言葉は、他にも “Université” と “Fac” があります。
“Fac” は “Faculté(学部)” の略で、「ファック」と発音されます。
ある映画のワンシーンにもありましたが、英語を話す人たちからすると「ファック」は、“Fuck(くたばれ)” という言葉を連想させ、勘違いされることがありますので注意しましょう!
映画『スパニッシュ・アパートメント』でも、この ”fac” にまつわる印象的なエピソードがあります。
映画『スパニッシュ・アパートメント』のあらすじと、すぐに使えるフランス語のスラングや俗語紹介
日本と違うフランスの学校制度
フランスの学校制度は日本と少し異なるので、ここで簡単にご紹介したいと思います。
まず、もともと義務教育の期間は6歳〜16歳までの10年間とされていたフランスですが、2019年より3歳からに引き下げられました。
つまり、日本で言う幼稚園からが義務教育の始まりとされています。
幼稚園はフランス語で “Ecole maternelle” と呼ばれ、3歳〜5歳までの3年間通います。
続いて、6歳〜11歳までの5年間はいわゆる小学校で、フランス語では “Ecole élémentaire” といいます。
次に、12歳〜15歳までの4年間が日本でいう中学校にあたり、先ほど紹介したように “Collège” と呼びます。
最後に、16歳〜18歳までの3年間が高校で、フランス語で “Lycée” となります。
「義務教育は16歳まで」となっているにも関わらず、“Collège” 卒業の年齢が15歳になっていることを。
つまりフランスの義務教育は、“Lycée” の一年目まで、ということになるのです。
日本はぴったり「中学校卒業まで」が義務教育とされるので、“Lycée” の一年目までだと、なんだか中途半端で気持ち悪く感じてしまいますね。
またフランスでは初等教育(小学校)の段階から、生徒を飛び級や留年させることがあり、ストレートで修了できない生徒も多々いる点も、日本とは異なりますね。
年齢と学年は必ずしも一致いているわけではないので、知っておくと良いかと思います。
まとめ
『エミリー、パリへ行く』シーズン1第8話のあらすじとネタバレを紹介しました。
日本だったら自分の兄弟と出会ってすぐに関係を持つ友達がいたら(しかも実家で)、ドン引きどころか縁を切られる勢いだと思いますが、さすが欧米人、カミーユもその母も、完全にウェルカムな反応でした。
エミリーは、このままガブリエルとは距離を置き、カミーユと良い友達関係を保ち続けられるのでしょうか…
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フランス文学部出身|DELF B2、仏検準一級
仏検準1級にはフランス語を勉強し始めて2年で合格。
大学卒業後はワイン商社でフランス産ワインを担当。
嫌なことは寝て忘れるオプティミスト。
好きなことや将来の夢などについては、詳しいプロフィールでご紹介しています。